第81話 討伐クエスト終了
───山岳地帯にモンスターの亡き骸達が広がる。10体のリザードナイト達、4体のカラス型の魔族、そして大地の竜は身体をズタズタに斬り裂かれ、至る場所で息絶えている。そして亡き骸からは素材アイテムが表示され、浮かび上がる。
「ま、久しぶりに良い運動にはなったな………」
宗平は、軽くため息を吐く。そして得物である竜殺しの剣を鞘に納めた後、メニュー画面を表示させ、装備欄から外してアイテム欄に戻す。
(おいおい、嘘だろ………)
遠くの岩陰から観察していたリディクラは驚愕していた。宗平の強さに………。
「大丈夫か、君達?」
宗平は走って仲間達の元に駆け付ける。
「あ〜〜ちょっと、予想外な事が起きすぎたなぁ〜〜〜って………」
頭をポリポリと掻くレイナ。
「その、助けて頂いて、ありがとうございます………」
エバはぺこりと頭を下げる。
すると宗平はエバの頭にポンっと手を置き、落ち着いた様子で口を開く。
「無事で何よりだ、特に君は初実戦で予想外な状況の中で大したものだよ………」
宗平は言う。普通、あの状況なら命を優先し、逃げるのが無難だろう。するとミラは言う。
「ソーヘイさん、無意識に女の子の頭をポンポンするなんて………は、まさかっ」
「何を想像したんだ、何を?」
ハッと、変な発想するミラに、ため息を吐いて困惑する宗平。
───到着クエストは終了。そして、宗平達はモンスターの亡き骸達から素材アイテムを収集していた。
ミラはリザードナイトから素材アイテムを入手。名称は(竜兵の牙)、龍属性の毒があり、対ドラゴン武器の素材として有名だ。
「うむ、これで良い手作り爆弾が作れそうです」
ミラはニシっと微笑み、(竜兵の牙)(竜兵の爪)(竜兵の血)等の素材アイテムをバックに入れる。
「私の方は、闇属性の弓矢が欲しいな………」
リアーナは、カラス型の魔族から素材アイテムを採取していた。(鳥獣人の爪)(鳥獣人の爪)(邪悪な魔眼)等を入手。闇属性の魔力が宿っており、素材アイテムからは禍々しいオーラを放っている。
一方、宗平とエバ、レイナは大地の竜の亡き骸から素材アイテムを採取していた。
「コレと、コレ、あとはコレを………」
エバは素材アイテム、(竜の骨)(竜の牙)(竜の爪)(竜の皮)等を入手。
「君は、その素材で何か作りたい物はあるのかい?」
宗平は尋ねる。するとエバは答える。
「その………魔女としての習慣で、色々な薬を作りたくて………」
「色々な薬を作りたいか、凄い事だな………もし、畑で使う栄養剤とか作れるかい?」
「はい、よろしければ作りますよ」
「それは、是非。頼もうかな」




