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第67話 突入、姉妹げんか




「ええっ?」


 そして、薄暗い部屋の中ではエバはビックリし、同時にビクビクと震えて戦慄していた。何故ならドアを破壊しようとハルバードを何度も振り下ろして来るレイナと言う暴君に。


 バキッ………バキッ………と、何度も振り下ろされた事により破壊されたドア。その裂け口から顔を覗かせるレイナ。


「よっこいしょーーーっ!!」


 レイナはドンっと蹴飛ばし、外側からドアを蹴破り、破壊。そして薄暗い部屋に破壊されたドアの破材が床に跳ね返り、勢いよく叩き付けられる。


「入るよ、お姉ちゃん………」


 レイナはハルバードを片手で担ぎ、冷静な足取りで入室して来た。


「レイナ、ドアを破壊するなんてどうゆーつもりなの?」


 レイナの非常識な行動に、エバはムキーっと憤り、詰め寄る。


「とりあえず、メンドーだからドア破壊してやった。それにおねーちゃん、アタシがそんな生優しい言葉で部屋から出せるほど、器用な魔女に見える?」


 レイナはハルバードを片手で担ぎ、サバサバとした口調で言った。レイナの言葉にエバは憤る様子で身体を震わせる………。


「アンタは………」


「おねーちゃん、怒ってる?」


「当たり前じゃないのっ!!いきなり大人数で私の部屋の前に押しかけて、挙げ句の果てにはドアを破壊するなんて、非常識にも程があるわよっ!!」


「………だって、私は部屋に引きこもっているおねーちゃんが心配だから」


 レイナの言葉に、エバは言う。


「アンタはいつもそう、何事も大雑把で気分屋で、魔法が使えないからいつも諦めてどっかに行って、私が里の魔女や魔法使いの人達から何て言われているか分かる?」


 エバは尋ねる。するとレイナはしゅんとした表情でうつ向き、両指をちょんちょんとさせながら。


「それは………だって私、魔法の才能が全然なくて………おねーちゃんから教わっているのは有り難いけど、難しくて………」


 エバは腕を組み、レイナに伝える。


「だからと言って、途中でやめたりしないの。これからは魔法をしっかり勉強をしなさい」


「それはヤダ………私は身体を動かすのが性に合ってるの。それに何よ、せっかく心配してあげているのに、魔法の勉強しろって?その言い草はおかしくない?」


 エバの発言に、レイナは思わずカチンとなり、反発する。


「私は、アナタには立派な魔女になって欲しいから言っているだけで………」


「魔法、魔法って、私には私の人生があるの。アタシにおねーちゃんの意見を押し付けないでよっ!!」


「この脳筋っ」


「おねーちゃんのわからず屋っ!!」


 レイナとエバは取っ組み合う。


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