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第63話 魔女の里



───しばらく洞窟の中を歩き、抜けた先に光が見えた。そこは崖上から見える景色に。


「ほう、凄い景色だな…………」


 宗平そうへいは思わず声を吐き出し、目一杯に眺める。


 そこは森林の中とは思えないほどの景色だった。上空に広がる青い空に雲、広大な山脈が辺りにそびえ立ち、高原が広がり、緑が生い茂っている。


 宗平そうへい達は、魔女の里に続く道を歩いていた。青い空、吹き付ける心地よい風、大声を出したくなる程の広い景色。


「ふむ、中々の景色のようですな…………」


 ミラは辺りをキョロキョロと眺め、神秘的な景色に驚くのである。


「道のりが少し楽なら、アリシアを連れて来たんだが…………」


 リアーナは言う。


「そうだな。アイツなら、きっと大声を出すに違いないな…………」


 宗平そうへいはクスクスと微笑む。この広い高原、青い空に触発され、(やっほー)って叫ぶアリシアの表情が目に浮かぶ。


 道を歩きながら、賑やかに談笑する宗平そうへいとミラ、リアーナ。するとレイナは振り向き、口を開く。


「みんな、もう少しで魔女の里に到着するわ。着いたら、美味しいモノをご馳走するから楽しみにしてくれ」


 レイナの言葉に。


「それは楽しみだ」


「わーい、丁度お腹空いた所です」


「うむ、ありがたく頂こう」


 宗平そうへいとミラ、リアーナは楽しみな様子。何故なら出発が早かった為、朝御飯を食べてないから。




───少し歩いた先、魔女の里に到着した。 


 レンガ造りの地面が広がり、丸々とした岩造りの建物が並び、中央には里の象徴である魔女の銅像。里にいる人達の衣装はローブを着用した魔女、コートを着用した魔法使い、そして作業服を着用した小人族が多い。


「ようこそ。ここが魔女の里です。歓迎するわ」


 レイナは言った。ここが魔女の里、宗平そうへいは前世、このゲームをしていて、レアな素材を手に入れる目的で、魔女の里に入る為に夜更かしをした事がある。魔女の里が出没するのはランダム、入れたのは1回だけだから、久しぶりに来てみたら新鮮だ。


───そして、宗平そうへい達はレイナに案内され、彼女の家に到着する。自分達は余所者の為か、歩いていたらジロジロと見つめられたり、ヒソヒソと噂話をしている人達。それは気にしても、仕方ない。


 建物の形は、他の家と同じく丸々とした家。構造は2階建て。


「ただいま、母さん」


 ドアを開き、帰宅するレイナ。


「おかえりなさい、レイナ。あら、そちらの方は?」


 家にいたのは彼女の母親。桃色の髪、容姿は40代後半、衣装はフワッとした婦人服と前掛けのエプロン、スカート。


「うん、この人達が、アタシの客よ。これで、お姉ちゃんを引きずり出す」







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