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第62話 魔女使いの飛竜(ウィッチーズペッドワイバーン)




───レイナの案内に、森林を歩く宗平そうへい達。3メートル程の背丈の植物が茂った道無き道や空を仰げるほどの巨大さを誇る怪獣の頭蓋骨の坂道を進んだり。


 そのとき、森林の上空を羽ばたかせる飛竜ワイバーン。体長は数十メートル、紅宝ルビーのように輝きを放つ竜鱗、黒い角を生やし、獲物を見ただけで殺せる程の迫力のある鋭い眼差し、巨大な翼爪に尻尾。


「あ、魔女使いの飛竜ウィッチーズペッドワイバーンではないか。お~い、今日も監視ごくろーさまっ」


 レイナは飛んでいる魔女使いの飛竜ウィッチーズペッドワイバーンにパタパタと手を振る。


───グルルルルルルっ…………。


 レイナの意志が伝わったのか、魔女使いの飛竜ウィッチーズペッドワイバーンは軽く頷く。


「アレは、森林の監視役であり、魔女の使い魔だ。たまに現れる不審な輩を倒してくれて頼もしいモンスターだ」


 レイナの言葉に、ミラは言う。


「おおっ…………手を振っても良いですか?」


「どうぞ、魔女使いの飛竜ウィッチーズペッドワイバーンは礼儀正しい冒険者には優しいぞ」


 レイナの言葉に、ミラとリアーナは上空を飛んでいる魔女使いの飛竜ウィッチーズペッドワイバーンに手を振っている。


(そういえば、この森林には監視役の飛竜ワイバーンがいたな…………)


 思い出す宗平そうへい。前世にて、この森林に入った事がある。採集クエストの為、歩いていた。そのときのステータスはそこそこ高く、そこでこの魔女使いの飛竜ウィッチーズペッドワイバーンに遭遇し、戦った事もある。この3人には言えないが、勝った事がある。だが飛竜ワイバーンは死なず、撤退した。



 そしてしばらく森林の中を進み、案内されるまま歩いていたら、そこは洞窟の中…………。


「だあっ…………いつ到着するんだよ~~~」


 さすがにうだうだ言ってしまう宗平そうへい。ちなみに転移の光玉ワープキューブは町や村、都市でないとダメであり、道とかは転移先として認められない。あと、魔女の里はこの(ドラゴン・フロンティア)での設定ではランダムでしか出現しないレアな場所である。


「うるさいですよ、ソーヘイさん」


「そうだ、うるさいぞ」


 ミラとリアーナに注意される。


「誰が連れて来たんだよ、何なら今すぐ帰ってもいいんだぞ」


 宗平そうへいは言う。するとレイナは振り向き。


「そうだ、言い忘れていたが、戻る時も案内がなければ帰れない。戻るなら、好きにどうぞ」


「うっ…………」


 レイナの言葉に、宗平そうへいはギョってなる。来た道は険しく、ここまで来るのに2時間は掛かった。その道を戻ることを想像したら…………。


「さ、気を取り直してレッツゴーです。ソーヘイさんっ」


 ミラは手を上げ、ガッツポーズ。


「はいはい、行きますよ。レッツゴー…………」


 宗平そうへいはため息、そして棒読みの声で手を上げ、奮い立たせる。


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