第60話 次の仲間は女戦士
───そして昼過ぎ、仕事を終えたのでサウナカロライナタウンを出る宗平達。怪しい事件に巻き込まれず、不穏な気配も確認出来ず、こうしていつもの日常が終わる。
町を出て数時間、無事に家に到着する宗平達。
「ふぅ………」
家の中に入る否、ソファに腰掛け、宗平はくつろぎ、休憩。
「少し疲れましたね。私、紅茶を淹れますね」
アリシアは厨房に足を運び、紅茶の準備する。
「私も紅茶くださいっ、砂糖とミルクのミックスでっ」
「それはミルクティー、私は普通の紅茶をお願い」
「私はレモンをトッピングお願い」
テーブルに腰掛け、いつものようにそこにいるミラとリアーナ、そして桃色ショートの女性は注文。厨房からは(は〜い)と、快く受けるアリシア。
「というか、何でいる?」
宗平はため息を吐き、尋ねる。
「何でって………そこにソーヘイさんの家があるからっ」
ミラは最早、このやり取りに慣れたかのように言った。ミラの答えに、宗平は困った様子で。
「何だそりゃ?………そこに山があるからみたいな………ところで、君はだれ?」
何か増えている………と、宗平は、突然そこにいる褐色肌の女性に視線を向ける。
「アタシか…………アタシはレイナ・マクスウェル、見ての通り魔女の冒険者さ」
褐色肌の女性、レイナは髪をかき上げ、自己紹介。サラッとした桃色のショート、ビキニアーマーを装備。年齢は十代前半。得物はハルバード。
「これは、また新しく仲間かい?」
宗平は尋ねる。
「そうです、1人でいて話していたら意気投合してパーティーに迎え入れたのです。前に言っていたではないですか?ソーヘイさんは際どい格好をした女戦士が好きだからって」
ミラはレイナの衣装を指す。大きい胸にくびれ、そして健康的な腰つきをした身体。
「そんな事は言っていないから………勝手に変な誤解を生むような事を言わない」
宗平は冷静なツッコミを入れる。そしてアリシアはそれぞれ注文した紅茶をテーブルに置く。皆がテーブルに集合した時、レイナは口を開く。
「私の話を聞いてくれないか?」
「話?」
「実は、助けて欲しい人がいるんです………お姉ちゃんが引きこもりで、部屋から出て来ないから助けて欲しいんです」
レイナは言った。
「と言う事です。ソーヘイさん、助けてあげてくれませんか?」
ミラは言う。
「いや、いきなり言われてもな………」
宗平はため息を吐き、困惑した様子で頭をポリポリと掻き、渋る。引きこもりの人を助けるなんてした時がないし、俺じゃなくてギルドに依頼した方が良いんじゃないか………。




