第40話 帰ったらミラとリアーナ
───それから、自宅に帰宅する宗平とアリシア。
「おかえりなさいです、2人とも」
家のドアを開けたら、居間でミラとリアーナが待ち構えていた。
「何で君達が家に?」
突然の事にびっくりし、宗平は尋ねる。何故なら2人は確か南東部の沼地にいた、しかしあの地域からここまで帰って来るのにかなり距離があり、先に帰って来るのはありえない。
「よくぞ聞いてくれました。クエスト終了後に錬金屋に立ち寄って、転移の光玉を素材が揃っていたので作って貰いました。それで、試しにソーヘイさんの家に転移したのですっ」と、ピースサインをする。
ミラの説明に、宗平は頭をポリポリと掻いて困惑する。
「俺の家を、転移先の実験するなよ………」
「そんな訳で、用が済んだので私達は帰ります」
「私達がいなくなったからと言って、アリシアに手を出すなよ」
リアーナはムッと表情を凄ませ、クギを刺してくる。
「手は出さないって、それは信じてくれ。アリーも、何か言ってくれ」
宗平はアリシアに視線を向いてお願いする。
「私は………手を出すって何でしょうか?」
アリシアは質問してくる。
よかった、意味を知らなくて………。と、宗平は苦笑いを浮かべる。
「と、言うわけだ。私達は定期的にここに来るから、くれぐれも不埒な事はしないように」
「では、さよーならー」
ミラとリアーナは転移の光玉を手を掲げて使用し、この場から消えた。
「いきなり来て、いきなり帰るなんて………まったく、アイツらは俺の家を何だと思っているんだ」
宗平は疲れた表情でため息を吐く。
「とても賑やかな2人ですね、私は好きですよ」
アリシアはニコッと好意的に微笑む。
「まぁ、賑やかなのはいい事だけどな………」と、愛想笑いを浮かべる宗平。しかし、理想であるのんびりスローライフが遠ざかっていく気がするけど………。
すると、床に光の詠唱文字が描かかれ、再び転移の光玉の詠唱陣が出現。
「ソーヘイ、手は出して無いだろうな?」
リアーナはムッとした表情で尋ねてくる。
「再び、こんにちはなのですっ」
ミラはビシッと手を挙げ、言う。
「さっき立ち去ったばっかりだし、来るの早すぎるよっ」
再び家に現れたミラとリアーナにびっくりし、宗平はツッコミ。俺、彼女達にどれだけ危ない奴だと思われているんだ?。
「うむ、異常なし。アリシアも、ソーヘイも、大丈夫だな」
「私達は、ソーヘイさんも一応心配しているのですよ。孤独死をしていないかどうかね………」
ミラは言う。
「孤独死なんて、俺がするわけ無いだろ?アリーもいるんだし」




