第22話 現れる悪魔
───黒翼の鳥獣人は魔人属性のモンスターである。見た目は、カラスを鳥獣人にしたような容姿。身長は2メートル、黒いクチバシ、黒い翼に鋭い爪。
宗平は調査呪文を唱え、5体のモンスターのステータスを表示させる。
───黒翼の鳥獣人。
レベル55。攻撃的150、スピード280、防御力210、魔力380。状態異常(麻痺)。
───デーモン(低)。
レベル80。攻撃力200、スピード80、防御力300、魔力450、状態異常(毒)(麻痺)(即死)(沈黙)。
「レベルは、そこそこか…………。けど、倒せない程ではないな」
所持品の欄を表示させ、聖剣と万能ブレスレットを装備させ、対悪魔装備に整える。万能ブレスレットは、あらゆる状態異常を防ぐ事が出来る。そして聖剣は、魔属性のモンスターに強いダメージを与えられる。
───そして、黒翼の鳥獣人は達は雄叫びを響かせて飛び掛かる。
宗平は聖剣の刃を輝かせ、駆ける。
1体目の黒翼の鳥獣人は、黒い爪を振るう。
「せいっ!!」
宗平は聖剣を振るい、1体目の黒翼の鳥獣人を横に斬り裂く。そして斬り裂かれた肉体から(漆黒の翼)(漆黒の爪)の素材が出現。
「まずまずな素材だな」と、宗平は拾う。けど、魔属そのものが珍しい為、レア素材が欲しい。
次、2体目と3体目の黒翼の鳥獣人が雄叫びを響かせ、爪を振るい、クチバシを開かせる。
「てりゃあっ」
宗平は聖剣を振るい、2体目、3体目の黒翼の鳥獣人の爪ごとクチバシごと両断。両断された肉体からは、(邪悪な魂)と(鳥人の瞳)が素材として出現。
「ラッキー。レアアイテムじゃないかっ」
宗平は、落ちた素材アイテムを拾う。魔人属性から落ちるレアアイテムだ。
────その頃、アリシアが隠れている馬車。
「ソーヘイさん、どうなっているかしら?」
アリシアは荷台から顔を覗かせ、様子を見ようとする。
そのとき、地面に吹っ飛んで来た黒翼の鳥獣人の肉体の欠片が馬の足元に転がり、ビックリして飛び上がる。
きゃっ…………と、アリシアは荷台から放り出されそうになり、耐える。
「痛~~~い…………」
アリシアは荷台の床にお尻を打ち付け、起き上がる。
───クルルルルル…………。
そのとき、後ろからアリシアを威圧感に見つめているデーモン(低)。身長3メートル、黒い翼、額に2本の角。赤い鋭い瞳、鋭い牙にゴツゴツとした筋肉質な身体。
「ひっ…………」
振り向き、アリシアは悪魔を見て萎縮。
デーモン(低)は、太い手をゆっくりと差し伸べる。
(ヤバい、助けて…………ソーヘイさん)
アリシアは瞳を閉じる。




