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第108話 魔王と遭遇する宗平(そうへい)達。




───宗平そうへい達は緊張で息をゴクっと呑み、扉の中に入るのである。扉の奥から放たれる漆黒のオーラ、例えるなら巨大な(何か)に睨まれたような感覚だ。額からは冷や汗、何故なら中に存在しているのは皆にとって、過去最強クラスのモンスターである。


 宗平そうへいは、後ろから付いてくるミラ、リアーナ、レイナにエバを見て決心する。


(もしもの時は、俺が皆を逃がすから…………)


 と、拳をギュッと握り締める。この世界に来て、初めは1人でスローライフを送るつもりだった…………。そんでひょんな事に、モンスターとの戦いに苦戦していたミラやリアーナと出会い、それから安否確認という名の名目で押し掛けて来て…………。来て早々、メシを寄越せとか、好き勝手だし、常識ないし、いきなり討伐クエストを手伝わされるし、初めは鬱陶しかった…………。


 次はアリシア、ルーアン村に野菜を送り届け、その村を運営している貴族の娘で、出会いは少し悪かったが、良い性格の娘だ。その帰り道、馬車の荷台を見たら潜り込んでいて、それから彼女は(社会勉強)という名の名目で、俺の家に下宿することに。


 次はレイナとエバ。この2人は魔女で、性格が正反対の姉妹だ。妹のレイナは魔女としては素質ゼロで職業は戦士、活発な性格で運動神経は抜群かつ戦闘力は俺を除いてパーティーの中では強い。一方の姉のエバはレイナとは違い、人見知りな性格の女の子だ。里では一番の魔女であり、職業は魔法使いだ。初めて会った時は引きこもりで、アリシアのおかげで解決する事が出来た。そんで、笑えばかわいい女の子だ。



 扉の奥は漆黒の霧を漂わせた道となる…………。吹き付ける漆黒の霧に、宗平そうへいは腕を上げて防ぎ、進む。


 少し進むと、その先に広がる謁見の間、そこは異なる世界と化していた。漆黒の空間、空中には無数の岩が浮遊しており、まるで宇宙空間みたいだ。


 謁見の間の奥に階段付きの玉座。そこに腰掛けるのは魔王の姿。しかし、階段の上から姿が見えない為、足元しか見えない。


───リディクラよ、案内ご苦労であった…………。


「恐縮です」


 威圧感を漂わせた声に、リディクラは片膝を付いてお辞儀する。


「あれが、魔王か…………」


 宗平そうへいは玉座から見える足元に、思わず緊張してしまう。さすがは魔王って所か…………。そういえば、このゲームの最新アップデートでは魔界に行き交いが可能となり、ストーリーを進めて行けば魔王と戦う事が可能となる。


───魔王とのバトル、おそらく自分がファーストチャレンジャーらしい。あと、どれくらい強いか楽しみな所でもある。


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