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作者: このび

気が付くと真っ暗な空間にいた。

どこまでも続いているようなその静寂な闇はとても気味が悪かった。

夢の中かと思われたが、どうも違うみたいだ。

もう何日もこの闇の中を彷徨っている。

不思議と眠気や食欲は無い。

何も見えない空間を歩いていると宙から一本の手が現れた。

その手は宙から生えているような気がしたし、ぶら下がっているようにも思えた。

うっすらと光る不気味な手が私を呼んでいるかのように手招きをした。

しかし臆病な私はその手をつかむことができなかった。

不気味な手を後に、空間の中をどんどん進んでいく。

どのくらいの時間が立っただろう。もう何十年もこの闇の中にいる気がする。

今思えばあの不気味に光る手は、私を闇の中から救い出す「救いの手」だったのかもしれない……

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