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用語集

●用語集


(トコシエ)

擬似蘇生忍術を受けた「生ける屍」。

生者から生命エネルギーを奪うことで半永久的に活動し続けることができる。なお生気の収奪方法は「任意の対象の傍にいる」から「血肉を捕食する」まで、個々の好みや状況により様々。

ゾンビないし吸血鬼に似ているが、日光や銀やニンニクや十字架は平気。現時点で効果的な弱点は見つかっておらず『活動不能になるまで肉体を破壊する』しかない。

蘇生したては見た目も生きていた時と遜色ないが、放っておけばゾンビらしく肉体が朽ち、自我を失って人を無差別に襲うようになる。本能的に「人を喰らえば延命できる」と感じるらしい。



(きざみ)

→現代に暗躍する忍者組織。とくに公的機関とは連携していないため、活動はおよそ非合法。

表向きは日ノ寺コーポレーションという企業でカムフラージュしている。活動資金源でもあるので会社としての実態もちゃんとあり、大人の刻忍たちはここの職員の扱い。

構成員はほとんどが孤児。所有する専用マンション兼訓練所で共同生活している。

かつて構成員が疑似蘇生忍術を開発してトコシエという存在を生み出してしまったため、その後始末を使命とする。

組織紋は釣鐘。鐘は昔の時報装置であり、刻衆の前身だったとある忍宗は寺を拠点とした。今もいくつかの寺を管理しており、休憩所や中継地点などとして利用している。


*「亥刀(いわき)

実働部隊。戦闘を主な任務とするチーム。

体術、剣術、投擲術、気功法を応用した忍術などを駆使してトコシエを狩る。いわゆる忍者らしく手裏剣やクナイも使うが、もっぱら匕首(あいくち)が主武器。

表向きは日ノ寺コーポレーション営業部特殊営業課。


*「鳥渡(とわたり)

科学部隊。武器や薬品の開発を行うチーム。

基本的に戦闘はしないが、最低限の訓練は受けているので一般人よりは動ける。

表向きは日ノ寺コーポレーションが所有する「日ノ寺イノベーティブ総合科学研究所(HICSRc/ヒクサー)」という施設。


*エフェメラリウム/時粒子

刻衆の忍術を支える理論上の物質。いわゆる「気」や「チャクラ」のようなもの。


*日ノ寺コーポレーション

刻衆の表向きの顔である企業。メーカー系で、主に時計や医療機器などの精密機械を製造している。

社章は四分儀を図案化したもの。


*日門宗

仏教のいち宗派。禅宗系。刻衆の前身であった忍者集団の表向きの顔であり、現在も日ノ寺コーポレーションの筆頭株主として存在する宗教法人。


*擬似蘇生忍術

死体をトコシエに変える技術。ベースは木遁系忍術で、遺体の損傷具合によっては他の術を併用することもあるが、なるべく損傷が少ないものが好ましい。死亡後すぐに行うと成功しやすいとされる。

もちろん刻衆においては禁術であるが……。



非時(トキジク)

最古のトコシエ、劫が率いるトコシエの集団。

メンバーは身体のどこかに∞に似たマークの入墨をしている。これは砂時計を横にした図案であり「永遠に砂が落ちない=不死」を意味する。

構成員は劫によって自我が保たれた状態にあるが、生命活動として人を襲うことは変わらないので、一般人にとって害のある存在であることに変わりはない。しかも体術や忍術を仕込まれるためより厄介な敵となる。

身体がほとんど腐っていないので死臭がしない。



*野良

非時に属さないトコシエのことを区別するときに使う表現。

劫は基本的に事前に了承を得ることをせず、まず殺して蘇生してから勧誘するため、何割かは彼に従わず、野に放たれてしまう。

すると次第に自我を喪失して無差別に周囲を襲うようになるため、刻衆はこれを処分しなければならない。




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