映写機に至るまでの1
2021年10月25日で、零の映写機希構シリーズの前身から数え、10年目となります。
物語としては、10年前のミラーワールドシリーズから始まり、レキシ世界シリーズ、零の映写機希構シリーズと、二度の大幅な書き直し、設定の修正、を経て今のような形になってます。
とはいえ、実は10年前、急に出来たものではなくて、さらにその10年近く前から、この物語は徐々に形になっていったのです。
折角の、節目。と言うことなので、思い出せるだけ、この映写機シリーズに至るまでの流れを書いていきたいと思います。何処まで記憶に残っているのか、何とも言えないですが、それでも、記録するため、書くことにしました。
要素としては、いくつかあり、それらが統合される形で今のような感じになったのです。その中の一つは、小学生のころから自分が遊ぶよりも、遊びを影響する事に面白さを感じていました。おそらく、一番の始まりは、自由ノートに書いた迷路を解いてもらう事でした。そんな事をしているうち、段々とただの迷路だけではなく、何らかの設定を加えてみたり、ボードゲームのようなものに発展していったりしていきました。そんな中、ある時キャラクター設定を造り始め、それが映写機シリーズのキャラクターの元型となりました。
それとは別に、小学生の頃のゲームと言えば、ゲームボーイでした。特にやっていたゲームは、ポケモン赤と、サガ2秘宝伝説。その中でも、サガ2の世界が複数あるという設定が強く印象に残りました。そして、その後遊んだゲーム、MYSTという謎解きゲームは、世界を創る事が出来る、そんな設定を持ったゲームでした。サガ2と、MYSTの影響が、映写機シリーズの世界観の元型となりました。因みに、MYSTでは本に記述する事で世界を創る事が出来るのですが、その設定を流用し、鏡で世界を創る事が出来るという設定を作ってました。それが最初期のシリーズ名である、ミラーワールドの名前の元です。現在の映写機シリーズの設定では、鏡で世界なんて作れないので、この辺の設定は消えてしまっているのです。
小学生高学年くらいになると、RPGツクールという、プレステのゲームを見つけました。この時点で、10人程度のキャラの世界観のようなものが頭の中に出来ていました。
主人公のプラネン(名前はプラスチックから来てた筈、この時には特に性格の設定は無かったのに、知らないうちにヘタレになってた)
仲間にリケ(名前は理系から、初期では真面目な性格だったが、気づいたら苛烈になってた)
アドバイザーのリイユウ(名前の元が思い出せない、元はただの協力者だったのに、知らないうちに黒幕ポジションになってた)
ライバルのジダイガ(こっちも名前の元が思い出せない、ただ邪魔しに来るだけのキャラだったが、メビウスの元になった)
そして、ラスボスの魔王テルトス(同じく名前の元が思い出せない、ラスボスと定義されてるが、この時点では何の目的もない)
後はモブ的な立ち位置のキャラ達、
カクタ(第二の主人公になる予定だった、剣士なのが知らないうちに暗殺者設定になってる)
ゼイク(森に棲んでる剣士という設定しか無かった)
イール(海の近くに住んでいる水の魔法使い)
マジシャン(適当に名付けられた、のちにコールドという名前になる)
ヤイバ(鍛冶師、ヤイバの剣という最強の武器を作ったという設定になっている)
シルガ(放浪してる、凄く強い、具体的な設定は何も無かった)
自分なりの世界があり、それをゲームにする事に挑戦をしました。しかし、当時の表現力では、まともな物を作る事が出来ませんでした。それだけでなく、確かに友達に遊んでもらう事は出来たものの、何だか、求めてるのは少し違うと、何となく思っていました。ただ、現時点では他に表現する方法が無く、中学生となるまでは、ゲーム作成に挑戦していました。
ゲームを作る挑戦をする事によって、世界観に物語が生まれてくるようになりました。中学生となり、携帯を持つようになった時、絵が描けずとも、話を書くことは出来るんじゃないかと考えました。そして、見つけたのが、小説家になろうというサイトでした。