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プロローグ
「いてて、こ、ここは?」
俺は目覚めてから辺りを見渡す。俺は学校にいたはずでもなんでこんなところに・・・・・・
まぁ学校にいたところでもう俺は
「死んでるんだけどな」
俺が1人ぶつぶつ呟いていると見慣れない女の人が目の前に現れた。女は背中に黒い翼が生えていて頭に角が一本生えている。
え?何?なんで頭につの生えてんの?何で?
俺はまた辺りを見渡す。よく見てみれば見慣れないどころか現実世界には無縁なものばかりがあった。魔物のような銅像やよくわからないでかい鏡など
「魔王様。準備が整いました。さぁ。早く人間どもを根絶やしにしましょう」
「え?人間ども?俺も人間だよ?」
角を生やした女は
「何をおっしゃいますか魔王様。あなたは我々魔族の王、バルガリオ・デリン様ではございますか。まさか私アムーのことをお忘れですか?」
え?え?え?
戸惑う俺はここにくるまでの経緯を思い出していた。