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プロローグ

真新しい制服に身を包んだ可憐な少女が自分の前にやってきた。

彼女はこちらに向かって真っ直ぐに進んでくる。


慌ててよけようと道を譲る。

だが、彼女は空いた道を行くことなく僕に向かって歩み寄ってきた。


そして―――一言。


「君の人生はつまらなそうだね」


と、満面の笑みを浮かべた彼女が何気ないように言い放った。

その言葉に耳を疑った。


「え……」


突然の出来事で反応出来ない。

思考が追いつかない中で間の抜けた声が出てしまう。


次に目の前の少女は不満そうな顔になり、何を思ったのか再び口を開く。


「もしかして聞こえてなかった?それならもう一度言うね。君の人生は―――」

「うわぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」


告げられる言葉を遮るようにして声を重ねる。

その様子に驚いた彼女から一言。


「唐突に大きな声を出してどうしたの?頭逝っちゃってる?」

「誰のせいだと思ってるのさ⁉君のせいだよっ⁉」


誰が好き好んで自分の人生に対して痛烈な一言を浴びせる台詞を二回も聞きたがるのか……

急激に襲い来る疲れを振り払い、目の前の少女をじっと見つめる。


その姿には見覚えがあった。

確か―――



★★★

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