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インターミッション

――さて、お久しぶり。

こうして話をするのは物語の冒頭以来になるね。



今回は少し、今後のことについて話したいと思って再びこうして現れることにしてみた。まぁ、ウザがらないで聞いてほしいと思う。



さて、早速だけど。


この物語の今後の展開について。



……当初の予定では、実はこのあと、魔王城に戻ってイツカたちの最後の戦いをご覧頂こうと思ってた。



これは『イツカの物語』だ。

異世界ファーレンガルドの物語じゃない。


だから、ここで起きたことの多くは、その『イツカの物語』としてそんなに重要じゃないと考えてたんだよね。



でも、イツカがどんな苦難を乗り越えて、魔王城へと至ったか。


それを語る必要性というのは、『イツカの物語』に深く関わるものだって思い直した。


ファーレンガルドの戦いの中、イツカの心がどう移り変わっていったのか。

どんな人たちと触れ合ったのか、そしてそこで手に入れたものと失ったものは一体何なのか。


それを描くことは、紛う事無く『イツカの物語』に他ならない。



……という訳で、少しだけイツカの物語の寄り道にお付き合い願おうかなと思う。



勇気の果てに、力を宿す。


悲しみを越えて、心を得る。


イツカにとってファーレンガルドのすべてはその連続であり、

これから語られる物語はそのたった一つに過ぎないのだけど、きっとそれで十分のはずだと僕は考える。




さぁ、物語の扉に手をかける者たちよ。

いざその扉を開きて、勇者の行く末を目の当たりにしたまえ!




……なーんてね。




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