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9:転生者救出作戦

今回の話はなかなかに滅茶苦茶な内容です。ツッコミどころが満載かと思われますが、大目に見て下さい。

第1空挺団の隊員達が城跡で壮絶な戦いをしてから3日後、自衛隊総合司令基地では城跡の地下にあった地下施設で捕まえた人から情報を聞き出そうと色々やっていた。

「で、奴は何か話したか?」

如月航は何時もの執務室で書類仕事をしながら何故か今日は長い艶のある黒髪をポニーテールに結んでいる秘書の和葉に聞いた。

「いいえ、ずっと黙り込んで何も話しません」

第1空挺団の隊員達がとっ捕まえて来た地下施設の関係者と思われる中年の男に取り調べをしているが、まるで先生に怒られている小学生のように頭を下に下げてだんまりを決めていた。

「他の奴らからは?」

同じく地下施設で捕まえた数人の警備兵のことを思い出し聞いてみた。

「あの警備兵達は皆お金で雇われた傭兵みたいです。なのでどんな施設なのかも知らないとか・・・」

「例のエルフは?」

次に如月は第1空挺団が地下牢に向かう途中で保護したエルフについて聞いた。なんとそのエルフは山口達に日本語で「私は日本人だ」とか言ったそうで、1番事情を聞きたい人物であった。

「かなり体力を消耗していたらしく、今は眠っています」

「そうか・・・はぁ〜。謎の転生者を救出するつもりが、日本人だと言うエルフ保護したり、謎の地下施設を発見したり、ドラゴンが出現したり・・・こりゃ思ったより話がデカくなりそうだなぁ〜。こうなれば奥の手を使ってあの中年男から情報を聞き出すか。和葉、アレをやって良いぞ」

「了解しました」

だんまりを決めているのなら喋るまで苦痛を与えてやるだけだ。

「で、救出目標の足取りは掴めたか?」

元々の目標である謎の日本人女性は結局あの地下施設にはいなかったそうだ。今現在も調査隊によって地下施設は隅々まで調べているが、何の施設なのかが全く分からないとの事だ。施設内で見つけた拉致した人達の名前や送られた場所などが書かれたリストには日本人らしい名前の人はおらず、さらに不可解なことにその売られたりした人達のその後の行方も分からないらしい。あの地下施設の近くにある村で「エリン」と言う名の娘を攫われた両親がいたので自衛隊の調査隊が見つけたリストを元に娘が売られたと思われる奴隷館に娘を探しに行ったそうだが、いくら探しても「エリン」と言う名の奴隷はおらず、無理を言って奴隷が入っている牢を見せてもらったが、娘の姿はなかったそうだ。どれもこれもあの地下施設に入るまでの足取りは分かるのにその後が全く分からない。どう言うことなんだ?色々考えてみたが分からなかった。

一方その頃、取調室でだんまりを決め込んでいた中年の男、取調べでエトスと名乗ったこの男は2人の自衛隊員に取り押さえられて廊下を引きずられるような形で歩いていた。なかなか喋らないので如月司令から許可を貰ってある拷問にかけようとしていた。

「ど、どこに連れて行くつもりだ⁉︎」

「「・・・・・」」

エトスの問いかけに自衛官2人は何も答えなかった。取調室のある階からさらにエレベーターで下った地下にある何もない小さな部屋にエトスは連れて来られた。この部屋の壁は完全防音で、さらにドアは外側からしか開けれないようになっている。部屋の天井の四方には防犯カメラとマイクが設置してあり、24時間体制で監視可能だ。勿論、ここは地下なので窓などはなく、トイレや水道などと言った生活に必要なものも一切ない。隊員の1人がエトスに話しかける。

「これからお前が情報を吐くまで拷問を続ける。情報を教えてくれるなら拷問はしないが・・・どうだ、話してくれないか?」

「私は何も話さん!」

隊員は「そうか・・・」と言ってどこかエトスに同情するような目を一瞬向けた。

「自分の知り合いにちょっと変わった趣味の奴がいてな、寄生虫が好きだそうだ」

隊員が後ろを振り返ると眼鏡をかけた周りと比べたら身長の低い若い男が現れた。手にはクーラーボックスのような入れ物。

「どうも、河内(かわうち)と言います」

「もう察しているかもしれないが一応説明すると、河内が選んだ寄生虫をお前に寄生させるんだ。俺は寄生虫のことはよく知らんが、とても痛いだろうなぁ」

それを聞いたエトスはサッーと顔が真っ青になって行った。河内がクーラーボックスのような入れ物を床に置き、蓋を開けた。中には透明な円柱形の容器がいくつも入っていた。河内はその容器をエトスに一つ一つ見せつけながら説明していく。

「こいつはロア・ロアって名前の奴で、アイワームとも呼ばれている寄生虫ですね。もし体内にこいつが侵入したら身体中をさまよい、体に線状の痕跡を残して行って赤く腫れ上がらせるんですよ。時には目のなかにも入って来くるそうで、目の中で動いているのが分かるそうですよ〜」

ロア・ロアの入った容器をエトスの目の前の床に置き、別の容器を出す。

「これはフォーラーネグレリアと言う奴でなんと脳を食べる奴なんですよ。寄生されたらまず嗅覚に変化が起きて、次に吐き気、嘔吐、発熱、頭痛とかがして最終的には急速に昏睡して死に至る」

フォーラーネグレリアの入った容器を置いてまた次の容器を出す。なかにはハエのような虫が入っている。

「これはボットフライ、このヒツジバエ科のハエが皮膚に穴をこじ開けてそこに幼虫を植え付けて行く奴で、貴方が寄生されたことに気づいた頃にはもう皮膚の中には無数の幼虫が蠢いていることでしょう。実際に皮膚の中で何かが動いているのを感じるそうです。あ、因みに卵から孵化したやつは肉を食べて身体中に穴を開けてしまうのでご注意を」

ハエの入って容器を床に置き、次の容器を出す。次は中に小さな可愛らしい見た目の魚のような生き物が入っている。

「これはカンディル、これは寄生虫ではなく寄生魚です。こいつはアンモニア臭を察知する能力に長けているやつなので、その貴方の立派なモノにこいつを近づけたらどうなるか分かりますよね?体内に入ったこいつは肉という肉をむさぼり食うのでかなり強烈な痛みに襲われることでしょう」

元気よく泳いでいるカンディルの入った容器を置き、また新しいのを出す。

「これはスパルガヌム、これは脳に寄生しておよそ20年間脳の中にとどまり、成長しきると宿主を殺して出て行く奴なのですが時間がかかり過ぎるし、これをやったら貴方が確実に死んでしまうので無しですね」

スパルガヌムの入った容器をクーラーボックスのような入れ物に戻し、別の容器を取り出す。

「これはヒゼンダニ、寄生されるとすぐさま皮膚感染症を引き起こします。もしこいつが毛根に侵入したら結構痛いそうですが、こいつは地味なので使わないかも」

ヒゼンダニの入った容器を床に置く。どうやらこれで全部のようだ。

「本当はもっと色々持って来たかったんですがね〜急に用意しろと言われたのでこんなものしか用意できませんでした。さて、貴方に使う奴ですが・・・司令に早く情報を吐かせろと言われたので効果の早そうなカンディルにしますね!でも寄生虫で無いのが残念です」

河内はそう話しながらカンディルの入った容器以外全てをクーラーボックスのような入れ物に直した。後ろで待機していた隊員がエトスの下着を全て脱がせる。河内があらわになったエトスのモノに何か液体を少量かけた。

「これはアンモニア水ですこれだけでも充分危険ですねwさっきも言った通りカンディルはアンモニア臭を察知する能力に長けているのでこれでカンディルは貴方のモノに集まって来るでしょうね」

カンディルの入った容器の上の蓋を開ける。隊員2人がエトスを押さえつけて河内がそのカンディルの泳いでいる水の中にエトスのモノを入れる。

「や、やめてくれ!お願いだやめてくれぇ‼︎」

アンモニア臭に反応したカンディルがすぐさまエトスのモノに集まり・・・

「あぁあぁああァァァァァァ‼︎‼︎」

約1時間後、如月が残り少ない書類をやっつけているとノックした後に浮かない顔をした和葉が入って来た。

「司令、男が情報を吐きました」

「おぉそうか!で、なんて言っていた?」

和葉は気まずそうに手に持っていた報告書を如月に渡した。報告書を読んだ如月はあまりに衝撃的な内容にそのままの体勢で固まってしまった。

「・・・・これは本当の事なのか?」

「はい・・」

報告書の内容をまとめるとこんな感じだ。あの地下施設は元々太古の魔王戦争時代に登場した最強の兵士や魔物などをを蘇らせる研究をしていた所だったらしく、色々と危ない実験などを繰り返していたらしく、時には生身の人間を使った人体実験も行われていたらしい。ある日、何時も通り人体実験を行なっていると突然その実験対象がもがき苦しみだし、実験対処の身体が変化してなんと世界最速のドラゴンと呼ばれるワイバーンになったと言う。しかし研究目標の生物ではないので近くの国に売り払ったそうだ。そのワイバーンを売り払った時に貰った金額がかなりの大金だったらしく、赤字気味だった研究実験関係者は喜んだらしい。ワイバーン自体希少種なのでミル金貨3枚で支払われたそうだ。因みに、ミル金貨と言うのは白金をふんだんに使った金貨より上のお金で日本円に換算すると一枚で数億〜数十億円の値段になる。普通ではまず使われない貨幣だ。さて、話を戻そう。その研究は10年以上続けられたが結構伝説の魔物などは蘇らせるのは不可能と判断され、計画は中止になったそうだ。しかし、ただの人間をドラゴンに変化させることには成功していたので、軍から軍事用としてよく使われる黒竜を16匹作ってくれと言う要望に応えて奴隷館から適当に買って来た安い奴隷を黒竜に変化されて軍に売ったそうだ。そしたらその研究施設はぼろ儲け、それからは各国の軍やドラゴン愛好家などに安くで買った奴隷を変化させたレアなドラゴンを売りさばき儲けまくっていたらしい。終いには近くの村から人々を連れ去って来てドラゴン化させていたようだ。さらに最近ではドラゴンだけでなくエルフやハーフエルフ・ダークエルフ・人狼・などと言った人外族、アポピスやクラーケン・ゴブリン・スライム・サキュバスなどと言った魔物にまで変化させることに成功させていて、奴隷館や特殊な性癖を持った人、魔物またはエルフ愛好家などと言った人達にも売ってさらに儲けていたらしい。また、最近では上半身が人間で下半身がタコや、腕と足が鳥やドラゴンのように変化させるなどと言った「部分変化」の研究も進められていたそうだ。

「ハハハッ・・・なるほどな、あの施設から出た奴の足取りが掴めないのも納得だ。姿も形も全くの別物になっているんだからな」

「あと、追加の報告が2点あります」

和葉が束になった報告書を如月の目の前にある机の上に置いた。

「その報告書にも書いてありますが、ドラゴンなどに変化させられた人は人間の時の記憶や理性などはなくなり、完全に野生のドラゴンになるそうです。ですが、時々人間の時の記憶などを残したままのドラゴンもいるらしいです」

じゃぁあの第1空挺団の隊員が保護したエルフも変化前の記憶を残したままエルフになったのか。あのエルフに聞くことが増えたな。てかもしあのエルフが本当に日本人なら「日本人にどうやって転生したのかを聞く」と言う当初の目的は達成したも同然じゃないか?

あとは目を覚ましたエルフに聞くだけなんだから。では今必死になってもう1人の日本人を探しているのは無意味なのか?いや、そうじゃない。異世界人ならともかく同じ日本人を助けないわけにはいかない。

「それで、日本人の行方は分かったのか?」

「報告書の最後のページをご覧ください」

紙を5枚めくって最後のページの部分を読む。報告書によると目標の日本人は第1空挺団が来る5日前に馬車に乗せられどこかに運ばれたそうだ。エトスはどこに連れて行ったのかは知らなかったが、送られた可能性のある場所は知っていた。広大な海を越えた先にある島国、エメジス共和国の第32飛行兵団・北の極寒の地にあるアレウト国のアリセ貿易商・ここからさほど遠くない所にあるキシュク帝国のメフブルト戦闘飛行騎士団。この3つのうちのどれかに目的の日本人女性は送られたそうだ。

「よし、探すか。和葉、それぞれの場所に向かう輸送経路を調べろ。届けられる前に救出するぞ!」

「了解しました!」

和葉が執務室から出て行ってから、如月はある所に電話をかけた。

「よぉ、俺だ」

《如月か?久しぶりだな》

電話相手は最近やっと居場所が分かったロシア軍の司令官佐藤大翔だった。

「お前が占領した国の名前って確かアレウトだったよな?」

《あぁそうだが・・・何でだ?》

「俺が今探している日本人がそこに送られる可能性があるんだ」

さっき見た報告書に書いてあった北の国、アレウト国は約1週間前に佐藤の指揮するロシア軍によって占領されていた。

「一応そっちに着く前に救出する予定なんだが、もしもの時は支援頼む」

電話から佐藤のフッという笑い声が微かに聞こえてきた。

《了解、何かあったら報告する》

「あぁそれと、もし助けに行く時はRPGか対物ライフルを持って行くのをお勧めするよ」

《何でだ?》

「詳しいことは後で説明するが、その日本人がドラゴンに変身するかもしれないんだ」

《マジかよw了解、注意しておく》

「それじゃ、またなんかあったら連絡する」

《あぁ、またな》

意外に短い時間で電話は終了した。それからは、それぞれの輸送経路を調べるのに全力を尽くした。3日後キシュク帝国に向かう馬車の輸送経路が分かった。今は近くにある街に寄っているそうだ。如月はすぐさま出撃命令を出した。動いたのは第14師団隷下の普通科連隊(軽)、第50普通科連隊の第3普通科中隊だ。2台の高機動車に搭乗した18名の隊員達が目標を乗せていると思われる馬車を先回りして待ち伏せする。

《こちら土井。馬車を6台確認、予想より馬車の数が多い》

道の横にある丘の頂上から双眼鏡で幌馬車の車列を確認した土井は仲間に車列の詳細を知れせていく。

「山田、福島、何時でも撃てるように準備しておけ」

「「了解」」

名前を呼ばれた2人の隊員は返事をしてから、対ドラゴン用の兵器として持って来た84mm無反動砲の発射準備に取り掛かった。もし目標の女性がドラゴン化してしまった時にはこれをブチ込む。

「どれに目標が乗っているか分かるか?」

《いいえ、分かりません》

今回の救出部隊の隊長、加島(かじま)3等陸尉は小さく舌打ちをした。どれに目標が乗っているのか分からないのなら馬車を1つ1つ調べる必要があるからだ。

「面倒だが、馬車を全て止めて調べるぞ。発砲は俺が合図するまで禁ずる。良いな?」

《《了解》》

全員身を屈めて茂みなどに上手く隠れ、そして馬車が来るのをまだかまだかと待ち受ける。馬車に乗っている人達は自衛隊員が待ち伏せている事など知らるわけもなく、気楽に歌なんか歌っている者もいる。自衛隊員達は89式小銃のセレクターレバーを安全の「ア」から一度に3発弾を発射する3点バーストの「3」と書かれた所に動かした。川島1等陸曹も分隊支援用火器である5.56mm機関銃MINIMIの射撃準備を整える。車列の先頭車が通り過ぎようとした瞬間、加島が射撃命令をだす。

「撃てッ!」

まず先頭車の馬を撃ち、停させる。後ろの馬車も前の馬車が止まったことにより一時停止する。車列が止まったと同時に隠れていたところからバババッ!バババッ!と各隊員が馬を操っていた人を撃ち殺していく。

突然の発砲音に驚いた兵士・・・と言うか傭兵?が荷台からぞろぞろと降りて来る。すかさず川島が馬車に当たらないように気をつけながら5.56mm機関銃MINIMIで敵をなぎ倒していく。加島達も川島の死角になっている所にいる敵を89式小銃で正確に撃ち殺す。ヒヒィーン!と言う馬の鳴き声が聞こえたかと思うと、1番最後尾にいた馬車が反転して逃げようとしていた。加島は咄嗟に89式小銃を構えるが、目標が乗っているかもしれない馬車を下手には撃てなかった。

「車両班、追え!」

《了解》

道の横で車体に木の枝や草を付けて偽装して待機していた軽装甲機動車のエンジンがかかり、隠れていた茂みから勢い良く飛び出して右にドリフト、逃げた馬車を追う。

《発砲は禁ずる!繰り返す、発砲は禁ずる!車体をぶつけて止めろ!》

「了解」

2頭の馬に引かれる幌馬車が190馬力を発揮する軽装甲機動車から逃げれる筈もなく、あっさり追いつかれてしまう。軽装甲機動車が馬車の横に並んで馬車も員並走すると、車体の上面ハッチから89式小銃を構えた隊員が出てきて馬を撃ち殺す。突然馬が倒れたことにより馬車自体も横倒しになってしまった。軽装甲機動車が若干ドリフトしながら停車する。軽装甲機動車から降りた隊員は89式小銃を構えながら馬車に接近して荷台の中を確認する。

「こちら車両班、逃げた馬車には目標は乗っていなかった」

逃げた馬車を追いかけた車両班からの報告書を聞いた加島は舌打ちをした。残りの馬車も調べたが目標どころか奴隷すらこの馬車は乗せていなかった。

「CP CP、こちら加島。馬車には目標は乗っていなかった。繰り返す、馬車には目標は乗っていなかった。これより帰投する」

《こちらCP了解、速やかに帰投せよ》


仕事がひと段落して、執務室でゆっくりしているとドアのノックオンが聞こえてきた。如月は姿勢を正して入るように言う。

「失礼します。司令、キシュク帝国に向かう馬車はハズレだったようです」

今日は髪を結んでいない和葉が持っていた報告書を如月に渡しながらそう言った。

「そうか・・・他の所はまだ分からないのか?」

「アレウト国への輸送経路は一応分かりましたが・・少々問題があります」

「問題?」

如月は首を傾げる。

「日本人を乗せている思われる魔導飛行船がもう既に北大陸に到着している可能性が高いです」

魔導飛行船とはこの世界の最新技術をつぎ込んで開発された高速飛行船で、軍事用としても使用されている。飛行船と言ったが前世の飛行船とは全くの別物で、簡単に言えば強力な魔力を動力として飛ぶ帆船だ。

「それなら大丈夫だ、ロシア軍も協力してくれるそうだからな。まぁ一応こっちも部隊を送るけどな。北大陸に第39普通科連隊を派遣しろ」

「分かりました」



次回予告「雪の進軍」

次回もお楽しみにして下さい!感想などお待ちしております。

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