人生楽ありゃ恐怖もあるさ
そんなことをいいながらも言葉がわかるとちょっと楽しくなって頑張った。
まぁ、給料もいいですし!
そんな感じでダラダラとした軟禁生活が続いたある日、選抜組の上に行けることになった。
返事は一週間後ということで一旦開放されたのだが、もう絶対辞めようと思った。
思ったんだが、通帳に記帳してみて気が変わった。思ったより多い。
確認したらいい感じだったからボーナスらしい。お金って素敵。
と、思ったこともありました。
選抜組の上は精選組だった。
仕事内容は相変わらずだが、雇い主の大元が判明した。
お上だった。
主体は総務省らしいが、内閣府もがっつり絡んでるそうな。
国が雇い主なのに超々々高収入?
俺の友達が、雇い主が国の某災害専門の仕事をしていたのだが、それの危険手当が今の俺の給与より少ない。
終わった。俺の人生終わった。
選抜の時の作業場が大深度地下。そもそも大深度地下って普通は使わねーよ。誰が地下12階より深い所に有料でデバッガー部屋作るんだよ。そんなことするの無料で大深度地下を使える国だけじゃないかよ。
前回の時点で怪しさ満点だったじゃん。
よくよく思い出せば、募集企業は知名度のない謎な会社だったけど、いかにもお役所が付けそうな社名だったじゃん。
もう何もかも後の祭りです。本当にありがとうございました。そして俺の危機察知能力ェ...。