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おめでとうございます。いいからどけ、どいてください

 万雷の拍手で迎えられた俺はベッドの周りを囲む人垣に閉じ込められた。


 「もういいから! 大丈夫だから!」


 いくら言っても聞いてくれない。

 あげく検査をしたいと話し始める。

 振り切ろうとする俺の前に立ち塞がり、笑顔で水を差し出す防護服を着た医師だか看護師達。


 もうだめだ。


 俺は叫んだ。


 直後、動きを止めた数人を見極め、満員電車で位置取りを失敗した状態で降車駅に着いてしまったリーマン以上にアグレッシブ状態で人垣を駆け抜けた。


 防護服達の耳に尿と叫ぶ俺の声が届いた結果だった。

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