状況説明しました。5
ナギサは当然熱がるそぶりを見せず、サツキを改めて上から下まで見回しながら感心する。
「すげー技術だな天使さん」
「でしょー!頑張ったんだよー!特にここっ!」
天使がサツキの胸を指さしながら意気揚々に説明する。
「自信作なんだー!触り心地なんかもうたまんないよ〜。是非とも触ってみてほしいんだ〜」
「なるほど。ではお言葉に甘えて…」
ナギサは躊躇いもなくサツキの胸に手を伸ばす。
すぐさま後ろへ一歩下がり右手で胸の守りに入るサツキ。
「おい!ずるいぞ!」
「何がだよ」
「今お前が触ってるものだよ!何だそれは!言ってみろ!」
え、まじか。
そうくるか。
ナギサにこんな性癖があったとはな。
長年付き合ってても分からないこともあるんだな。
せっかくだしちょっと乗ってみよう。
「な、何って…おっぱいだよ…!」
サツキはうまい具合に赤面させてみせる。
「くっ…なるほど。じゃあ今度は感触だ!どんな感触だ!」
「どんな感触だ!」
何故かテンションの上がった天使が輪唱してくる。
「そりゃ…柔らかいよ…?」
今度は語尾を上げて若干上目遣いで。
「おい!やればできるじゃねぇかサツキ!!!」
男ってちょろいわ。




