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女の子になったらしたいこと  作者: 星野サミダレ
14/24

状況説明しました。1

ナギサの家までは、会話をする暇もないほどに近い。

ましてや小走りで向かってしまえばものの10秒で着いてしまう。

サツキはナギサの家の前に着くやいなや、どこかを覗くように見上げる。


「どうしたの?」


「あ、うんとね、ナギサの部屋があそこだからいるかなーって思って」


「そんなのピンポーンってしてみればいいじゃん!」


「そうなんだけど、この姿をナギサ以外に見られるのは…」


サツキは図星と恥ずかしさからほんのり赤面する。


「だ!か!ら!もう記憶改変しちゃったから大丈夫なの!そんなにわたしの力が信じられないんだ…」


天使は露骨にあからさまに落ち込む。

誰がどう見ても落ち込んでいると判断する落ち込みよう。


「ち、ちがうよ!?展開が突飛すぎて私の思考が追いついてないだけで、すみのんは全く悪くないの!」


「そっか!ならもう行っちゃおうー!」


天使は脊髄で反射するように立ち直り、すぐさま小さく細い人差し指でインターホンを鳴らす。


「ピンポーン!」


音と重なるように何故か天使も呼び鈴を発する。

鳴らしてから数秒後、静かに淡々とした声が少しこもって聴こえる。


「はい、どなたですか?」


「あ、私!じゃなくて俺!サツキだよ!」

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