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女の子になったらしたいこと  作者: 星野サミダレ
10/24

女の子になりました。3

天使はふーっと深く息を吐き、右手を天にかざす。

「ぴーりらぴりららぽぽりらぽんぽぽぽーん!」


「何その呪文!?さっきまであんなに荒っぽかったのに!?」


「このパターンもある」


「あんの!?ならそっちでやってよ!あと呪文が某日曜朝アニメに酷似してるから気をつけて!」


サツキは嫌な汗を流しながら注意を促す。

天使は素知らぬ顔をしている。


「いやーこの呪文でやるとね、フラットした気持ちがシャープになるんだよー」


「もうやめようかそれ」


完全にわざとだろ。


「あ、もう終わったからそろそろ行くねー!」


「やりたい放題だな!って、え?行くってどこに?」


天使は当然でしょと言いたげに、上を指さす。


「ちょっと待て!もう行っちゃうのか?」


「うん。もうお仕事終わったもーん。それにさっきはまだいたのかー!って言ってたじゃん。どっちなんだよー」


天使はサツキのモノマネを挟みながらクレームをつける。

頗る似ていない。


「いやー何と言うか、ほんとにいなくなると思うと少しばかり怖くてな」


サツキは不安を隠し切れず思わず弱音を吐く。

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