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二人ダケノ世界  作者: 脱兎
2/2

二話目です・・・ありがとうございます・・・


彼女と初めて会ったのは

世界が終る

一週間前のことだった


                ※

                ※

                ※


20××年、世界は滅びようとしていた

人類は怯えた

「いつ我々は死ぬのか」と

人類は嘆いた、暴れた、祈った

だが人類は

何もしようとはしなかった

世界が滅びるのを

ただただ怯えて待つだけなのだ

なにも、誰一人と“世界を救う”ことを考えては

いなかった

俺もそうだ

まだ充分に生きたわけじゃないが

別に滅んでも構わないと思っている

特別願いもないし・・・-----------


車の通らない道路の上で

雲の流れる空を見上げたまま

俺は一人

ぼそりと言った


「もう・・・どうにでもなれよ・・・」


「駄目ダヨ?」


「!?」


声は後ろから、急いで振り向く

声の主は、少し遠くにおり・・・

白髪、赤眼の俺と同じ年頃の少女が立っていた


「・・・・・・誰だ?」


俺は少女に問う


「私?私ハ“ミソカ”」


少女は微笑みながら答える

そして今度は

少女が俺に問う


「君ハ匠君ダヨネ?」


「?なんで知ってるんだよ・・・」


少女の微笑みが

黒い笑みに変わる

        

「見ツケタ、私ノ物」


「はっ?」


「匠君、私ヲ愛シテ?」


「えっ?」


「私ヲ好キニナッテ?」


「なっ・・・何言って・・」


「私ト 生キテ?」


                   ※

                   ※


 ここでもし俺が少女を無理にでも好きになっていたら

       誰も死ななかったのかもしれないな・・・・・

















                                  <END>

ありがとうございました!!まだまだ続きます!!

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