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なんか『職人』って言葉、格好いいっすよね
この本を読んでいると、
ところどころに、
ロジックが感じられる。
文系の老湯♨は感覚で表現してしまい、曖昧で
相手に伝わりづらいことがあるが、
作者の文章構成は、
1,2,3と順序だて、起承転結に分類されていて、
大変読みやすい、理解しやすいな~と感じる。
仕事探しにおいてもロジックがある人は、
面接を通りやすい。
なぜなら自分のやってきたことを論理だてて
わかりやすく説明でき、
面接官も候補者がやてきたことを
具体的にイメージしやすいからだ。
さて、本題に入るが、
本の中で、
作者の仕事方法の一つに、
すべのものを取り出し、ものを目の前にみえるように置く。
そして
分類、物の縦、横の角度をそろえて並べるのだという。
そして頭の中の再度整理することにより、
物事を進める効率もあがる、とういことだ。
老湯♨はのこの文書を読んだ時、
料理人や大工、技術職で職人、匠と言われている人たちを思い出した。
老湯♨の父は料理人。
お客さんからはマスターやご主人と言われていて、
すでに約30年お店を経営している。
老湯♨にとっては、もっとも身近な職人だ。
老湯♨も若い時に、お店をお手伝いをしたことがあり、その
料理を作る風景をみたことがある。
いろいろなタッパ(入れ物)があり、その中に、
すでに仕込んであるメンマ、ナルト、ネギ、など
いろいろな具材が綺麗に分けられ、順序良く、
角度をそろえて、並んでいる。
そして原材料もどこに何があるのか、
しっかりと分けられ、
業務用冷蔵庫の中に入っている。
お客さんからの注文が入ると、頭で考えるより、まず体が動くようで、
この料理の時は、どっから何の材料、具材をどれだけ取り出し、
どのような手順で、進めていくのか、すでに頭の中に入っていて、
てきぱきと動く。まったく無駄な動きがない。
そして、最短のスピードでお客様に料理を提供する。
冷蔵庫の開け占めの音、
中華鍋で具材を炒める音、
お皿に盛り付ける音、など、
料理を作るときの音、
を聞いているだけで、
わくわくし、まさに、技だなと。
料理(芸術品)ができる上がる期待感を生む。
料理の職人だけでなく、他の職人にも共通するが、
職人の動きには一切の無駄がなく、最小限の移動で、
もっとも効率の良い動きをする。
老湯♨も料理をするが、
料理の作り方を見ながらやっていて遅く、効率が悪く、
包丁で具を切る音、鍋でいためたりする音は
父が奏でるメロディーには到底及ばない。
繰り返し、同じことをやり、芸術の域まで高める、
それが職人。
父が料理をする姿をみて、
ただただ「すごいな~」と呆気に取られていたのを覚えいてる。
仕事の中でも、できる人とできない人では
やり方が違う。
できる人は無駄な動きが少なく、
何をやるべきか把握し、
それに集中してとことん行っている。
できない人は何をやればいいかわからず、
ずっとパソコンや携帯を眺めている。
また、できる人の傾向として
仕事終わりのデスクをみると
しっかり、整理されていて、
椅子、机が定位置に戻っていて、
清潔、綺麗である。
各道具を大事にしているのがわかる。
料理人にとって、台所、料理場が神聖な場所、聖域のように、
仕事人にとって事務所は神聖な場所。
老湯♨もまだまだ、人材の職人になる修行中だが、
同僚のみんなが帰宅したあと、
感謝の気持ちをもって、、椅子を一つ、一つ、
定位置に戻していく。
今年はホント大変な1年でしたが、
誰も辞めず、一緒についてきてくれてありがとう。
改めでこの場を借りて感謝いたします。
さて、では老湯♨の机の引き出しを開けてみると、、、、
おっと(^_^;)これは大掛かりな整理整頓
大掃除が必要のようだ。