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11 ルーニー

「名前は?」

「・・・ごばん」

「はい?」

「5番目のごばん」

「名前が?」

「家の5人の奴隷で稼ぎが5番目だから」

(こっちの世界は奴隷制度あるのか!)


しばらく歩くと大きな豪農の家が現れた。

「ついたのか?」

「うん、こっち」

中に入らず裏の家畜小屋の方に行く。

横の棚?を指をさす。

「ここ」

向こうのカプセルホテルぐらいのスペースだ。

「他の子は?」

母屋を指す。

その時母屋から痩せて背の高い男が出てきた。

俺達に気付き近寄ってくる。


「何がこいつがやらかしましたか?」

さっきの川での一件を男に話す。

男は顔色を変えた。

「こっちに迷惑がかかったらどうする気だ!おとなしく言いなりになってればいいんだよ!」

服を無くした事を聞くと顔を真っ赤にした。

「お前が稼いだ1月分(ひとつきぶん)の稼ぎがパーだ!」

男はごばんが着る服を脱がせ俺に返した。

ごはんを殴り蹴り飛ばし「テメェは明日売りに出すまでそのままでいろ!この役立たず!」

っと吐き捨てた。


「安く売るのか?」男に声を掛けた。

「はい?旦那こいつを買ってくれるんで?」

「値段によりだなぁ」

「旦那お目が高い!こいつはまだ子供は産めませんが、女になって無いですからこれか楽しみですよ」

「えっ?さっき要らないから売り飛ばすって言ったのに?」

「いやだなぁ旦那そんな事言ってませんよ!格安の150万銭でどうでしょう?」


日本円150万円だ。円と銭の違いだ。わかりやすい。

おっさん奴隷商人のようだぞ・・・

ちびっ子の目から涙が出てる。

「わかった買う!」

「毎度!じゃあさっそく奴隷商の所に行きましょうや」

男とちびっ子と3人で街まで歩き出した。

ちびっ子には俺の服を着せた。


3つの輪を横並びにしたマークの店に付いた。

(これが奴隷商人の印か?もう1つ輪があれば車のアウデ○だな)

奴隷商人とオヤジが話している間、15人ほどいる奴隷を見る。

年寄りが多い。働き盛りの者はやはり高い。女は居ない。


「どうぞこちらへ」

奴隷商人から声がかかる。

ピラミッドがあり支払いを求められる。

手をかざすとニャオーン!と音と共に支払いが終わる。その後、3つの輪にオヤジ、俺、ちびっ子が腕を入れると輪が光り、ちびっ子の手首の黄色の輪の入れ墨らしきものが光り文字が書かれ、俺の手首には青い輪っかが浮き上がりに文字が刻まれた。


「これで終了です」

登録代はオヤジが払うそうだ。


ちびっ子は俺所有の奴隷になった。

「よっ、よろしくお願いします・・・」

「うん、よろしく名前はどうしようか・・・」

「うーん・・・じゃルーニーで!」

「はい?」

「今日から君はルーニーで!」


ちびっ子の名前が決まった!



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