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チャット  作者: 夢月 夜桜
5/7

OF ③

家の見た目が広い!と言ううか、広いでは表せない感じの大きさがある。あまりの大きさに、見とれていたらムーンさんが不思議そうな顔で、私の顔を覗き込んできた。

「ここはなに?」

ライトが、本当に不安そうな顔で聞く。

「私の家だけど」

と、誰かの声がした。

えっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ここが、人が住む家?しかも、声が、聞きなれない透き通るような不思議な声だったからこれが、ムーンさんの家?まさか・・・でも、1人を除いてみんな驚いた顔をしている。その1人は、当たり前のような顔でむしろ、驚いている私たちの顔に驚いている。それは、予想通りムーンさんだ!

「まさか、ムーンさんの家?」

やっと声が出た。なんと、驚く事にムーンは

「私の家では狭かったかしら・・・」

まで言ったの!これよりも、広い家ていうのが存在するの?

「それとも、母の家のほうが良かったかしら?」

・・・・・・・・・・・・・・・・。意味が、わからん!もしかして、ここはムーンさんだけの家っていうこと?

「ここで、いいです。」

とっさ答えたのは、さつき。

「とりあえず、外で話すのもどうかと思うので、家に上がってください」

あ、そういえば私たち外だったんだ。

なんとなく、外とは思えない感じの場所だったから・・・

ムーンさんが、歩き出した。

私も、後に続いて、歩いた。

歩いて、10分くらい。私たちは一言もしゃべらなかった。

だって、私はこんなに大きな家で、いまだに頭の中が、混乱してるし、初めて会った相手になんて話したら、いいのかわからないしぃ・・・

そうこうしてるうちに、ようやくムーンさんの部屋までたどり着いた。

やっぱり、ムーンさんの部屋も広いなぁ・・・

この広々とした屋敷の中で、1番広いんじゃないのかな?

「いすに座って」

ムーンさんが、言った。

素直に、私にしたがった。

他のみんなは、少し戸惑っているみたい

でも、それも当たり前か。

みんな、突然こんなに大きな家に連れて行かれたしね・・・

これで、疑っていないほうがいじょうなのかもね

でも、私が座ったらさつきも座った。

最後に、ライトも座った。

すると、さつきが、

「自己紹介まだだね」

と言った。

「そういえば、そうだな!」

ライトも言った。

「そうですね。」

ムーンさん。

やっぱり、ムーンさんは、お嬢様だから言葉遣いも、いいし・・・

私も、こんな風な人になれたらなぁ。いいのにね。

それにしても、自己紹介か・・・

なんか、懐かしいな・・・

自己紹介なんて、小学校の入学式にやったのが最後だったからね。

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