魔道具
皆から説明をしてもらった。
この世界では魔石を使った「魔道具」が普及し生活を支えているのだそうだ。
魔力は世界中の大地、空気、そして生命に全て存在し、
それが濃い場所に魔力が結晶化して魔石となると考えられてる。
魔石はその魔力の使い方や場所の特殊性で色々な特性を持つが、
形はビー玉で色は色々だそうだ。
魔力を集めそれで力を現象発生で使える。
その使用者の魔力を切っ掛け
(掛け声で良いので魔法使いや大人でなくても誰でも使える)に使い、
その貯められた魔力で光や動力
熱、水、土などのエネルギー創造を行える。
使用者の魔力は魔法の消費からすると微々たるもので自然回復の範囲内、
魔石自体が自然から魔力を回復するので水や風にさらしたり、
体に抱いて寝たり、腐った(多分微生物)の中に入れておけば、
半永久に使用出来るという事だった。
「凄いじゃないですか!私のいた世界より凄いです」
これは自動充電で音声入力の電化製品と言う事じゃん!
中世なんだけど現代日本の電化製品超えてる。
【金】はメンテナンスと呼ばれて、
一番ポピュラーで何処でも使われてるそうだ、
錆びない腐らないで道具をいつまで品質を保つ。
道具として一番重要な耐久性を維持する、
壊れないと言う機能は重要であるは当然だと思えた。
金属の金は錆びないし、
永遠の輝きを持つのでそれで金と名がついたのだろう。
ダンジョンでも酸を攻撃に使うモンスターが多くそれで武器の耐久性がやられる、
研いだりメンテナンスが不要、
ミスリル以下の武器を使い続けるなら絶対に最初からつける魔石だそうだ。
【光】(ライト)も夜やダンジョンで必須の魔法でそれを節約できるのは大きいらしい。
一つビビの杖にも付けているそうだ。
【水】は本当に凄いらしい、
魔石自体が滅多に出なく、
貴重品で武器の合成するのも難しいので高級品らしい。
しかも、
クリエィトウオーターはスタミナつまりSPを3回復するので、
0MPで使えるのはSPを使い放題となる。
(高レベルだと流石に時間がかかり回復が間に合わなそうだが・・・)
現在のでデーブ ハーゲンでは凄いお宝となる。
ただ一人ダイスケだけはスポーツドリンク飲み放題??
と重要性に気付かずにいた。
三人でコップに水を出してみた、
一番多い人が持った方が効率が良いとの考えだった。
部屋の空気から水を取り出す事は皆理解してたので、
窓もドアも開けてやってみた。
結果は三人とも同じだった。
「ビビは光の杖を持ってる、
もしもの時の為ライト0MPは分散して持った方が良い、
水はレイが出せる、
SPは前衛が必要になるので、
後衛に二人使える方が戦略の幅が増える。
ダイスケはLVが低くMPが少ない0MPは大きいと思う。
これはダイスケが持つの良いと思うけど、どうだろう?」
ちょっと感動してしまった。
高額高性能な物が出たら誰が持つか非常にデリケートな問題になる。
でも、パーティの為を真剣に考えて選択が一番良い。
結局それが皆の命を守り皆の利益になる。
それは、
ダイスケが鑑定して分かったから自分が、
落とした敵を倒したの誰、
とどめよりダメージ大半は私が、
とか言い出したらきりが無い。
自己の欲望を優先では共同行動は出来ないだろう。
一割を皆で分け後はパーティの資金は、
そうしないと戦士とか装備に金がかかる職業は、
いつまでも装備を充実できず前衛が危険に、
それで前衛が崩壊したら全滅になってしまう。
考えてみると良いやり方だと思った。
ケンは良いリーダー、
そして、このパーティはいいと思った。
「分かりました有難く使わして貰います。
もし、もっと効率良い場合はお返しますパーティで使って下さい」
皆、納得の頷きをした。
女性陣の好感度、もしかして上がった!?
「ダイスケ、これはきっと有名冒険者が使った・・」
ビビは真剣な顔で言ってきた。
俺はゴクリと唾をのんだ。
「料理道具だから炊事はアンタの仕事に決定ね」
あー錆びないナイフ、火が使え、水も使えるって、なるほど~
って、俺、皆の料理作るって・・・大変じゃん。
「ぐ~~、ぐっきゅる~ぐ~~」
凄い音で腹が鳴った。
人生で一番大きな音でなった。
ちょとありえない音、自分でも驚いた。
女性陣引いてる
あーなんですかね??
俺、女にもてない運命なの?
「もしかして、食事してません?
あっ僕ら祭壇の前で休憩して荷物減らすため、
肉たっぷり食べたんで気が付かなかった」
おーい、朝飯無いと思ったらそういう事か!
「昼、結構過ぎましたから食堂で食べましょうか」
ケン君
良いリーダーは仲間の体調を管理できる人ですよ!
あー異世界最初の食事か楽しみだな~~
緊張から限界まで腹が減ってる事を気が付かなかった。
うん??
そんな事、最近あったけ?
勃起の件もそういえば何かおかしい気がする。
あそこまでアソコ起ち上がったのは高校生以来だよな・・・
何か違和感、何だろう・・・