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ダンジョン戦闘??         


「え~~と、スキルは皆さんにないのでしょうか?」


あまりの剣幕に逆にこちらから尋ねた。


「少し落ち着こう、まず、

ダイスケさん魔法を覚えたと同時に無詠唱を使えた訳を教えて下さい」


何て答えればいいのだろうか・・・正直に話すしか無い、

事実を誤魔化しては彼らとの友好関係は築けないだろう。


「レイチェルさんに魔法をかけて貰ってる際にビィと言う不思議な音が聞こえて、


メニューで確認すると回復魔法があり、


スキルという物で習得出来るみたいだったので習得したんです。」


皆、真剣に聞いてる。


「その隣に【無詠唱】を言う物があったので、

 呪文の文章を覚えるのが面倒そうだったので一緒に習得したんです」


「無詠唱を文章を覚えるのが面倒って・・・」


「理解の範疇を超えてる」


「・・・」


リーダー無言で押し黙ってしまった。


「ダイスケさん、勇者について説明してください」


「あ、ハイ」


メニューで確認して、


勇者を観る


勇者 : 初代勇者トロの子孫にランダム現れる特殊称号。


     魔族に対して攻撃増加、ダメージ現象効果がある


     すべてのステータスに成長増加効果あり。

 

     すべてのステータス異常に耐性持つ。


わ~~出ましたチート、


しかも、イケメンで童貞ついて無いじゃんこいつ10代で経験者かよ。


〔ダイスケさん・・・19歳ぐらいだと普通だろ?

・・って、しまったツッコンじゃった〕


何か聞こえた気がしたが・・・


それよりも『滅べ、死ね、リア充滅亡せよ!』



一応念の為距離を取り、

アラブ君の後ろに隠れた位置で説明文を正確に読んだ。


「ちょ ちょ、何で俺を盾にする??」


「さっきと同じで怒りで殺されるのを防ぐ為です。」


「おいおい、俺の命はどうでもいいのか??」


なんか寒い空気を感じるとそこには冷たい目をしたレイチェルさんが居た・・・


俺、一度もモンスターと戦闘する事無く死ぬかも・・・


「レイチェルの不死に対しては事はかねがね不思議に思っていた事だし、


 俺の毒、麻痺の耐性も普通と違うと感じていた、

そしてこの事はこのメンバーしか知らない。」


目を閉じて考えて一呼吸置いて言った。


「これは神の啓示だと思う。


ダイスケさんさえよければ地上に連れて帰り、

生活していけるように助けたいと思う。


皆はどうだろう?」


「まー 助けるぐらいは」


アラブ君ありがとう、さっきは盾にしてごめんね。


「死なれると夢見悪いしね」


ムネタイラさん、ツンデレ可愛いです。


よく見ると美少女だし今まで無礼をお詫びします。


「困ってる方を見放すなど教えに背きますから、当然、お助けいたします」


うーーん、困った状況になったのは、

その今も揺れている胸と長く綺麗な指を持つ掌なんですが。


いつかそれが悦楽の境地に導いてくれると信じ許しましょう。


ローブも今夜のおかずにしっかり匂いをご馳走になります。


ありがとう、ありがとう。


ありがとうの言葉を貴方に贈ろう。




「靴は予備は無いのでしょうか?」


「いやごめん、今は無いんだ。」


「ある時はあるんだけど」


「今回降りてくる途中で出なかったのよね」

ケンとビビが答えた。


魔法使いのビビアンと盗賊ではなく狩人のシークは、

メニュー見られるのを嫌がり自分で名乗った。



歩くのに裸足は石の鋭いのを踏んだら怪我をするし、

地面を気にして移動や戦闘は出来ないだろう。


裸足か・・どうしよう?


ふと、思い立ち【格闘】を調べた


 格闘 : 格闘士の技能で素手、素足で攻撃できる。


まんま、そのままである。


しかし、素足というのは今の状況ではありがたい気がする。

 

高校時代、柔道部が素足で校庭をランニングしてた。


柔道、空手は競技が素足で行い、

剣道と違い足払いや蹴りとそれ自体を攻撃に使う為、

先生よっては鍛える意味で裸足で走らすそうだ。


慣れると痛くなくなると聞いた。


1Pだし武器も貸して貰えてない。


借りるのも頼みずらい。


ここは選択で良いだろう。


称号に格闘士がついた、


早速、調べる。



格闘士 : 素手、素足で攻撃できる、

      爪、籠手、足防具、兜など防具でも攻撃が出来る。


      HPに+10、力、体力、素早さに+10の補正が付く


      力、体力、素早さに成長増加補正があり


これは当たりだわ!


考えてみれば成長増加は序盤から終盤にまで絶対に役に立つに違いない。


序盤から、この形を狙っていけば、

ステータスが高くなり攻略は簡単になる。


LV1だからこそこの手の成長増加技能を狙って行こう。


格闘LV1に変わって技能を調べてみる


格闘LV1 : 手技(0SP) 足技(0SP)


おーーSPで使う上消費もしない、ありがたい・・・


「すいません、今スキルで格闘を取って格闘士になったので少し試させて下さい」


そういって壁に向かって立ち。


キックをしてみた。


痛かった・・・何故??


そうか、もしやと思い、足技と呟きながら、

足を上げた、

瞬間に勝手に足が達人の動きのように滑らかに動き壁を蹴った。


「ドン」


といい音がして後ろから感嘆の声が上がった。


足は痛くない。


そうなると後は・・・


「ビビさん、何か魔法をかけてくれませんか?」


「ファイアボールとか?」


「殺す気か!!!」


「冗談よ、でも、補助魔法は無いのよね」


上を向きしばし考えた後、


「あ、これならどう?」


「光りよ集いて、暗闇を照らし、我らを導き灯りとなれ、ライト」


そう唱えると掌に光が現れ、

それがスーと空中に浮かび、

こちらに近づいてけきて・・・


オイオイ、顔の前に・・


「わーー」


眩しさに目を瞑り、

頭に熱が!!


髪が焦げる匂い・・・


((((((「ギャー,髪様~~~、俺の、俺の髪がーー」)))))


「大袈裟なのよー、たかが髪が焦げたくらいで」


たかが・・・たかが髪・・・たかが髪が焦げた・・・・


ダイスケは膝をついて放心状態だった。


「元々は着火の呪文でそれを威力を弱め、継続時間を延ばして、

空中を浮遊させる事で灯り(ライト)の役目をさせるのよ」


無い胸を偉そうに張って、どや顔で説明してる


「スキルは魔法を当てないと習得出来ないと考えていいのでしょ?

だから、髪を掠らせたのよ、

ファイヤーアローがいいならそっちで髪を狙おうか?」


多分それ髪全滅するよね!


悪魔か、おまえは!!


わかって・・わかってるのだ、

彼女にとって髪は痛くも痒くも無い、

焦げてもそれ程問題が無い・・・物なんだと。


だが、俺にとっては髪は、髪は・・・命だ~~~


は、皆の視線が・・・


メニューを確認。


あった。


 火精霊魔法 : 魔力で空間のエントロピーを増加させ、

         熱エネルギーを発生させる。

         それにより火炎、爆発をおこして攻撃する魔法。



そうなんだ、精霊と言ってるけど、

精霊は使って無いのか?


・・なんかさり気なく重要な事を言ってる気がする。


やはり、全て鑑定でチェックしておいた方が良いな。


そして火精霊魔法を選択した。


火精霊士が職業に就いた。


 火精霊士     :   火精霊魔法を使う職業。

              魔力の成長増加修正がある


 火魔法LV1 :   ライト(1MP) ファイヤーアロー(2MP) 


 ライト      :   灯りをともして周囲を照らす。

              出力を上げ、継続時間を減らせば

              点火としても使える生活魔法。 

              浮遊軌道を操作し、

              相手の目を狙って飛ばせば、

              複数の目潰し攻撃として使える


 

 ファイヤーアロー :   火の矢を作って相手に当てる単体攻撃魔法。

              魔力で威力が上り練度で命中が上がる



成程、鑑定が転生チート特典なのは説明でこの世界の事を教えてくれるからだろう。


だから、最初の選択にあったのだろうな。


これで準備は多分良いだろう、

帰りで足でまといにならぬように死なないように気をつけて、

経験がもらえて、レベルが上がっても成長増加は今考えるのは全部取った筈。


「それでは、連れて行って頂けますか」


「あー」


「うん、行こうか」


シークとケンが答えた。


そして、扉とは逆の寝ていた神殿の台座を過ぎて歩いていく。


えっ と思い。


ついていくとすぐ後ろに魔法陣あり、

そこの中央に4人が立ちこちらに手招きしてる。


入ると。


「転移」とリーダー勇者が言うと魔法陣が輝きだした。




上を見上げると朝焼けが綺麗だった・・・



すぐ後ろから帰れるなら先に言ってよ!!


恥ずかしい~何か準備必死でして馬鹿みたいじゃん!


真剣な俺の立ち振る舞い。


どう考えても中二病・・・・


消え去りたい・・・


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