表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/57

目覚め



        目覚め



「*****。*****」


「*** *****」


「***」



なんか声が聞こえる?


う~~ん?


「母さん??」


そんな筈はなかった。


母親は遠い実家に居る筈だ。


もう数年は会って無かったし母さんは鍵も持ってない。


母さん多分、心配はしてるが、

その事は考えたくはなかった・・・・・・


大輔はガッバと跳び起きた。


目の前には日本人イケメン(ドラ○エ)

勇者の格好をした若い男。


その横にはアラブ系茶髪褐色の肌、

イケメン(ウ○ズ))盗賊の格好をした若い男。


その後ろには背の高い褐色の肌、赤い髪、

真面目そうな清楚系の顔に反則の超爆乳僧侶装束の美女。


そして、もう一人、

いかにもな背の低い胸も低いロリ系エルフ風魔法使い姿の美少女がいた。


水の流れる音、白い大理石の神殿のような空間。


いかにもな4人パーティの困った顔。


(((((((キタ~~~異世界転生キタ~~~~)))))))


神様(?多分?)ありがとう(涙)。


夢か???


異世界転移か???(死んだ記憶はない・・・)


とにかく、ありがとう!!!


夢にまで(???)みた異世界転生を確信しながら。


感動に打ちひしがれていると


呼びかけられてる?


話かけてくれてる人間達を観察したが、

言語が理解出来ない・・・・・・・・・


ふと、視界の右上端に『メニュー』と半透明な表示を見つける。


観た、意識した。


瞬間に光り、そして点滅した。



   キシ ダイスケ  / LV1  人間族 オス 39歳


   称号 : 童貞

 

   職業 :  なし


   スキル: 7 P



  ?全鑑定(0 P) ?中央ブリチン語(0 P)



 HP    7/7


 MP    7/7



 力       7

 

 攻撃力     7


 体力      7


 防御力     7


 知力      7


 魔力      7


 魔法攻撃力   7


 魔法防御力   7

 

 素早さ     7 

 

 器用度     7


 運       7


 回避      7



てーーっ 7ばっかじゃん!


神様(?)適当すぎ!!!


それに何、職業なしって!?


あり得ないわーーー 


それだけは無いわーーー


確かに、俺は童貞、

オヤジ、

チビ、

デブ、

ハゲ、

ブサイク、

ボッチの7重苦だけど(あーー涙が・・)


無職ニートじゃないしーー、


社会人だしーー、


アラフォー世代なのに部下が無し、

平社員で社畜だけど・・・・


死にたい・・・



異世界転生で八重苦の人間になってしまいました!!!




それに何さりげなく、称号に童貞って何??


見られたらどうするの??


いやがらせなの?


これ絶対に、ネタ狙いだよね!


と、神に強く抗議をしてると、


怒ったような声で我を取り戻した。

 

いかんいかん、この妄想癖が気持ち悪がられ、

クラスメイトや同僚も、家族さえ、引かれて。


人間関係が上手く行かない原因だと、

とっくに自覚しているのだが、

治せない自己性質だった。


えーっと、中央ブリチン語ってあったな。


多分それだろう。


その項目を見つめると、点滅し、?マークが消えた。


ついでに【全鑑定】も取っておく。


0ポイントなら、間違いは無いだろうし、

多分、転生者特典っぽい。


だてに長く、本当に長く・・・ゲームをやってない。


俺のカンに間違い無い(ビシッ)



「どうしたのですか?」


「言葉がわからない?」


「何処か、痛いところとか、体の具合でも・・・」


「もー、こんなキモイ、変態は置いていこうよ!!」


その最後の怒ってる、美少女魔法使いちゃん

(ムネ タイラ さん 勝手に命名)の、

声とその視線、真っ赤な顔で気が付いた。


 俺、裸じゃん!!!


しかも、股間はフル エレクrト(何気に発音完璧)


モーニングスタンド!!


何気におしゃれなコーヒーショップな雰囲気だが、


当然、おしゃれでも爽やかでもなく。


キモイ&変態認定、頂きました!!




痛いトコありました。


限界を超えて力が入ってる・・・

記憶に無い程大きく固くなってる股間と心が痛いです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ