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2.『女神』との出会い

誰だ!週3投稿とか言ったのは!先週1回しか投稿してね―じゃねーか!


……すみません俺です。はい。

 ――肉体の損傷、修復完了。

 ――『自己』を構成する記憶・記録、共に鮮明。

 ――各プログラムをインストール中……、一部停滞。継続します。

 ――問題無し(オールクリア)。意識を再起動します。



「――――ッ、ゲホ、ケホッ。はぁ、はぁ……、何が、一体どうなって……」

 一瞬、全身が動かず息が止まったような感覚があり、意識して呼吸しようとしたら、縛り付けられているのを解くように自由が戻ってきた。意識を失う前に目をやられたせいか、視界が戻るのには時間がかかった。というよりも、

「何だ、この真っ白の空間……?」

 周りが白一色であるために、目が元に戻っているのかどうか分からない、というのもある。白といっても空に浮かぶ雲のような純白ではなく、少し黄色の混ざったような色。眩しくはない。どこか暖かみを感じるその色に包まれていると、突然、声が聞こえてきた。

『気が付かれたのですね。おはようございます、浩一様』

「ッ誰だ!?どこにいる!」

 急に声が聞こえたというのもあるが、それよりも、人生で二人からしか呼ばれたことのない自分の名を知らない声から呼ばれたということに驚き、警戒心を最高に高めて持っている槍を構える……否、構えようとした。しかし。

(――槍が無い?というより手足がない!?)

 本来、槍を持っていたはずの自分の手も、先ほどまで地面を踏みしめていたはずの自分の足も、どうやっても見ることができなかった。だが不思議なことに、自分の手足を動かしているという感覚は残っている。

『急な呼び出しとなってしまい、大変申し訳ありません。こちらとしても此度の()()はイレギュラーだったのです。通常の()()に割り込む形で、普段とは違う時代から呼び出させていただきました』

 何が起きているのか分からない俺をよそに、謎の声は話を続けようとする。ここから動くことができないと分かり一旦自分を落ち着かせ、相手の声に耳を傾けると、男とも女ともとれる声をしていることが分かった。現代でいえば合成音声のようなもの、といえば伝わるだろうか。

 だがここで少し違和感を覚える。

 『召喚』『イレギュラー』『違う時代』

 いずれも、これまで生活している中で聞いたことのない言葉ばかりだ。知りもしない外来語もある。だというのに、なぜか違和感なく耳になじみ、理解することもできた。

『こちらから一方的にお願いするのは心苦しいのですが、浩一様に一つの世界を救っていただきたいのです。そのために、特別製の知識大全(インデックス)を用意させていただきました。これでありとあらゆる事象に対応できるはずです』

(世界を救う?それに……まあ、今はまだいいか)

「知識大全とやらがあるから、これまで聞いたことのない言葉でも理解できるのか?」

『その通りです。浩一様がいた世界と、この先の世界で必要な情報はすべて網羅しております。さらにその都度知りたいことも、質問すれば最適な答えが返るよう設定してあります。AI搭載のスーパーコンピューター、といったところですね』

 そんな高性能なもの、自分では持て余すことになるだろうが……まあ、何も分からない世界に放り込まれるのだ。知識ゼロではやっていけまい。

「ひとまず受け取るが、そもそもお前は誰だ。俺は、顔すら見せぬ相手に気を許すほどお人よしじゃないぞ」

『そうでした、申し訳ありません。私は全世界を統括するモノ。「神」や「主」など様々な呼び方をされますが、あえて名乗るのであれば、ティア、でしょうか』

 こう話す最中に、声色が段々と変化していき徐々に女性のものになっていく。そして、名乗り終わると同時に俺の前に現れたのは、金の髪を携えた、まさに女神と呼ぶべき美しい女性だった。

言い訳させてください……

先週は現場が忙しくて、書けてはいたんですが投稿できなかったんです。

今週はそれほどでもないので、多分3話出せると思います。

お待ちいただいている(いるのだろうか)には申し訳ありません……

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