未事記 正しい神楽のやり方
さあさあ、よってらっしゃい、見てみてらっしゃい。
この不思議小屋は、神楽の過去、現在、未来を見せる不思議小屋だよ。
お代?
そうそう、お代は、5文 二束三文よりは、ちょっと高いが、お安いもんだ。
お入り、お入り。じゃ、そこの席に座りなさい。では、照明を消しますよ。
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ここは、現在の小さな村の神社です。
ここでは、1200年前から伝わっている神楽があるそうです。
今日は、その準備です。
宇宙国際テレビ局が、取材に来ています。
あのー。今何をしているんですか?
祭りの準備じゃ。邪魔しないでください。あっちへいけ。
あのー。取材なんですけど。
これは、見せ物じゃねぇ。
でも、世界連邦から古典芸能記録取材の許可いただいています。ほら、これ、その許可証。
そんなこと、わしらには、関係ない。邪魔するんなら、あっちへいけ。
お手伝いしますから、取材させてください。
邪魔するんじゃねえよ。
はい。邪魔にならないように、しますので、よろしく。
邪魔しないようにね。
あの。その踊りは、どうして、その形なんですか?
うるさいなぁ。1200年前から、引き継いできたんです。1200年前から、そう、決まっているんです。
あのー。どうして、やっているんですか?
あのねえ。1200年前からやっていると言っているでしょう。この村の人全員で、1200年前からやっているのの。親父も、その爺ちゃんも、そのまた、爺ちゃんも、そのまた、爺ちゃんも、そのまた、爺ちゃんも、みんなやってきた。この村にとって、一番大事なことなんだ。
あのー。1200年前になにかあったんですか?
そんな昔のことはしらん。でも、この神社が出来たときから。。。あれ、まてよ。
この神社の縁起物語があったような。えーっと、
簡単に言うとだな、昔は、神様を仲良しだったということだ。
それが、日常の世界が忙しくなったので、年1回のお祭りをすることにした。
お誕生日とか、命日とか、そのような意味だ。
神様のおかげで、この村はうまれたんじゃ。
神様なくして、この村はないんじゃ。
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今日はここまで,
お忘れ物のないよううね。