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未事記 日本の神さまと仏さま

さあさあ、よってらっしゃい、見てみてらっしゃい。


この不思議小屋は、神さまと仏さまの過去、現在、未来を見せる不思議小屋だよ。


お代?


そうそう、お代は、5文  二束三文よりは、ちょっと高いが、お安いもんだ。


お入り、お入り。じゃ、そこの席に座りなさい。では、照明を消しますよ。


------

「わーい。ようやく古事記ができたぞ。我らの歴史だ。」


「我々は、神々の子だ。」


「じゃ、海の向こうの国の人たちは、誰の子なんだ。」


「わからん。猿の子なんじゃないか。」


「まさか、日本の何倍の強大だ。大国だ。」


「我らは、神の子だ。古事記に書かれている通りだ。」


「じゃあ。中国の人たちは、一体、なんなんだ。なんで、古事記に出てこないんだ。」


「なんでなんでしょうね。中国の人には、中国の人の神話があるんじゃないの。聞いてみたら?」


「我らの先祖にも、賢帝がいたぞ。すごいのが、いたんだ。」


「それ以外にも、すごい仏もいたそうだ?」


「仏ってなんだ。最高の悟りを得たそうだ。それは、世界の王なのか?」


「王か? うちの神様より偉いんか?どっちが偉いんだ。」


「あのなあ。その仏が説くところによれば、人間は、生まれ変わるんだそうだ。」


「生まれ変わるんか? 古事記に書かれている神様だって、仏さまや神様、人間の生まれ変わりだ。」


「エ!、中国やインドに生まれた人も、日本に生まれるんか?」


「どこにだって、生まれるんだ。国にこだわらねえだ。」


「じゃあ、俺も、中国やインドにも生まれんか?」


「おめえは、ダメだ。まだ、悟ってねぇ。」


「悟ってねえと、いろんなところに生まれ変わることはできねえだ。お前は、今度、生まれ変わるのは、虫けらやタヌキだな。」


「そんなの嫌だ。人間に生まれたい。お金持ちの人間に生まれたい。」


「そんじゃあ。仏様の教えをよく学べ。神社にもちゃんとお参りしろ。神様は、仏様の生まれ変わりだ。大事にしなくちゃいけないぞ。」


「じゃあ。神様も、仏様も大事にして、生きるだ。」


---

と、いうわけで、日本では、神様と仏様が仲良く暮らすことになったそうな。

忘れ物をしないようにおかえりよ。


え!、キリスト教は、どうなるったかって。

困ったなあ。イエス様も、生まれ変わって、神様や仏様に、なってくれると、うまく収まるんだけど、生まれ変りできませんか?なかよく、やりましょうよ。












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