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人類の発祥に遡る

日本昔昔昔話


さあ、さあ、始まり、始まり。

寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。

この不思議な小屋は、世界の始まりの出来事がみることができますよ。


エ!、お代はいくらだって?


一人五文。安いでしょ。たった五文で、不思議な体験ができるんです。


では、始まります。では、照明を消しますよ。


ナレーション

「人類は何処から、来たのでしょうか?すべての民族の神話は、神様の世界から、人は生まれたと伝えています。では、どうやって、それを証明すれば、いいのでしょう?」


「オギャー」


「あなたの始まりです。その時、お母さんは確かにいました。お父さんもいました。」


「オギャー」


「あなたのお母さんの誕生です。時をどんどん遡っています。その時もお母さんのお母さんがいました。」


「オギャー」


「あなたのお母さんのお母さんのお母さんの誕生です。」


「どんどん、このように、1000年、2000年、1万年と辿っていくことができます。それは、ドミノ倒しの最後から、一つ前へ、一つ前へと辿っていきます。途中で、倒れなかったドミノがあれば、あなたは産まれなかったはずです。最後のドミノが倒れているということは、最初のドミノとどこかで繋がっているのです。その最初のドミノが、神なのです。」


「あのー。質問があるんですが?」


「なんですか?どうぞどうぞ。」


「あのー。その神様は、どこからきたんですか?」


「オギャー はい、その神様の誕生の瞬間です。すると、そのお母さん神様がいるわけで。」


「オギャー そのお母さん神様の誕生です。すると、そのお母さん神様がいるわけで。。。」


「もしかすると、そこにもドミノ理論があるんですね。」


「ハイ。大当たりです。頭がよろしいようで。」


「すると、どうなるんです。」


「神様を生み出した、大神様がいらして、その大神様を作り出した、大大神様がいらして。。。」


「すると、きりがないということですね。」


「まあ、そんなわけで。」


「あのー。そんなにどんどん時代を遡ってしまうと、この地球も、太陽系もまだ、存在しない時代に突入してしまうと思うんですが、その神様や、大神様、大大神様は、どこにいるんですか?」


「そうですね。この大宇宙が生まれたビッグバン以前の世界がありまして、その以前の世界の神様の世界へと、遡っていけるんです。」



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