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エピローグ3 淫らな都市の案内

眩しい光に目を細めると、そこは相変わらず裸と下着姿の女性たちで埋め尽くされた都市だった。

けれど、さっきまでの妖艶で息苦しいほどの空気とは違っていた。

街は明るく、どこか遊園地のような賑やかさを帯びていた。


「おにいさん、こっちこっち!」


元気な声が響き、僕の腕を引く。

振り向くと、ショートヘアの娘が笑顔を向けていた。

健康的な小麦色の肌に、薄ピンクのブラとショーツ。

シンプルなのに可愛らしく、胸の丸みと太もものラインを隠しきれていない。

胸元には小さな汗が光り、太陽の下で跳ねるように輝いている。


「……!」


その笑顔だけで、背中に快感が走った。

どうして笑顔だけで、こんなにも痺れるのか。

だが、考える間もなく彼女は僕の手を握った。

指は細く、掌は熱を帯びていた。


「おにいさん、こっちはもっと楽しいよ!」


反対側から、柔らかな声が重なった。

そちらに目を向けると、ロングヘアの娘が控えめに微笑んでいた。

水色のキャミソールとショーツ。

キャミソールは胸元でふわりと揺れ、レース越しに乳房の膨らみが透けている。

白い太ももは細くしなやかで、視線をそらすことができなかった。


「……おにいさん、歩きにくいでしょ。わたしも手、つないでいい?」


遠慮がちに伸ばされた手を取ると、その指先は冷たく、けれどすぐに温もりを宿した。

両手を左右から握られ、僕は二人の少女に挟まれる形で歩き出した。

都市の通りは、人間も魔物も関係なく、裸や下着姿の女たちが笑顔で行き交っていた。

胸を揺らす者、腰をくねらす者、尻尾を振る娘、鱗を光らせる女。

誰もが妖艶で、誰もが魅力的。

そして目が合うたびに、背中や腰の奥に快感が走る。


「おにいさん、見すぎ見すぎ!」


ショートヘアの娘が笑って頬を突いた。

その指の感触が皮膚を痺れさせ、思わず声が漏れる。


「……あっ」


「ほら、すぐ反応するんだから」


「いいんだよ」


ロングヘアの娘が微笑みながら僕の肩に寄りかかる。

胸の柔らかさが二の腕に触れ、布越しに形が伝わった。


「ここは、楽しくて、気持ちよくて、恥ずかしくない街だから」


二人に挟まれながら歩くと、道端の女たちが次々と寄ってくる。


「いらっしゃい」


「おにいさん、こっちでも遊んでいかない?」


胸を押し当て、腰を絡め、髪を撫でる。

それだけで快感が背骨を駆け上がり、息が荒くなる。


「おにいさんは私たちと一緒だから」


ショートヘアの娘が誇らしげに言い、僕の腕にしがみつく。


「ねえ、楽しもう?」


「……うん」


答えると、ロングヘアの娘が笑顔を見せた。


「ふふ。じゃあ、もっと案内してあげる」


通りを抜けると、広場に出た。

噴水の周りでは、裸や下着姿の女たちが水を浴びて笑い合っている。

水滴が胸や太ももを滑り、眩しい光を反射していた。

その光景に目を奪われ、思わず立ち止まる。


「おにいさん、こっち!」


ショートヘアの娘が笑いながら僕を引っ張る。

その瞬間、背中に甘い快感が走る。

呼吸が荒くなり、腰が熱を帯びた。


「やっぱり、すぐ反応してる」


ロングヘアの娘が囁き、胸を押しつけてくる。

柔らかな膨らみと布の感触。

全身が痺れる。


「おにいさん、楽しんでる?」


二人が同時に問いかけ、僕の手を強く握った。

笑顔、胸の柔らかさ、太ももの温もり。

すべてが僕を支配していた。

快感の波が次々と押し寄せる。

寸止め、絶頂、追い討ち。

街全体が呼吸するように、僕の体も揺れていた。

それでも不思議と、苦しさはなく、むしろ可笑しさすら込み上げてくる。

二人に手を引かれ、胸に顔を押し付けられ、背中を撫でられながら歩く自分の姿が、どこか喜劇じみて見えたのだ。


「おにいさん、これからもっと楽しいことが待ってるよ!」


「だから一緒に、ずっと歩いていこうね」


二人は声を揃えて言い、僕の両腕に絡みつく。

胸の膨らみ、太ももの柔らかさ、指の温もり。

それらが同時に押し寄せ、僕はまた声を上げた。

都市の空は紫と金に染まり、建物の窓からは裸の女たちが手を振る。

街全体が笑顔で、街全体が僕を求めていた。

羞恥はない。

理性もない。

ただ、笑顔と快感と幸福がある。

——そして僕は、二人の「案内役」の少女に手を引かれながら、淫らで滑稽なハーレム都市を楽しみ続けていた。


大浴場

二人に手を引かれ、広い建物に入ると、そこは巨大な浴場だった。

天井まで届くガラスから差し込む光が、水面に反射して揺れている。

湯気が立ちこめ、甘い花のような香りと人肌の匂いが混ざり合っていた。

湯船には無数の女たちが入っていた。

裸で肩まで浸かる者、ブラとショーツのまま水を弾く者。

肌は濡れて光り、胸や太ももを撫でる湯の動きが妖しく揺らめいている。


「おにいさん、入ろう入ろう!」


ショートヘアの娘が笑顔で先に飛び込み、ピンクの下着を透かしてしまう。

布地が肌に張り付き、形をはっきりと浮かび上がらせていた。


「ほら、見てないで!」


彼女が腕を広げる。

その瞬間、背中に快感が走り、腰が痺れる。

ロングヘアの娘はゆっくりと水に浸かった。

水色のキャミソールが肌に貼り付き、乳房の形を強調する。


「おにいさん、気持ちいいよ。おいで」


控えめな声に胸が熱くなり、僕は湯の中へ足を入れた。

周囲の女たちは皆、笑顔でこちらを見ている。

そして目が合うたび、また快感が背中を駆け抜けた。

湯と女と快感に包まれ、理性はまた遠のいていく。


大学

浴場を出て歩くと、大学のキャンパスに辿り着いた。

芝生の広場、ガラス張りの講義棟、そしてベンチに座る学生たち。

だが誰もが裸か下着姿で、談笑していた。

講義室を覗くと、前に立つ教授までもが下着姿だった。

黒板に数字を並べながら、柔らかな胸を惜しげもなく晒している。

学生たちは笑顔でノートを取り、時折教授の体に触れながら質問していた。


「おにいさんも勉強してみる?」


ショートヘアの娘が肩を揺さぶる。


「ここでは楽しいことしか習わないんだよ」


「たとえば……もっと快感を長く保つ方法、とか」


ロングヘアの娘が顔を赤らめながら言い、僕の耳に唇を近づける。

吐息がかかり、背中に甘い震えが走った。

教室全体が快感の温床になっていた。

黒板に書かれた数字は、Motherが僕らの信号を計測している証。

それでも学生たちは笑い、裸のままペンを走らせていた。


商店街

さらに歩くと、賑やかな商店街に出た。

屋台や店が並び、下着姿や裸の女たちが声を張り上げていた。


「おにいさん、お菓子どう?」


「こっちは果物だよ、甘いよ」


果物を渡され、口に入れる。

甘い汁が舌を濡らし、喉を熱くさせる。

それだけでまた背中に快感が走る。


「おにいさん、顔が真っ赤だよ」


ショートヘアの娘が笑い、僕の背中を叩いた。

それがスイッチになり、腰から快感が走り抜けた。


「ふふ……ここでは何をしても気持ちよくなっちゃうんだよ」


ロングヘアの娘が囁き、腕に抱きついた。

胸の柔らかさが押し当てられ、再び声が漏れた。

通りを歩く人々は皆、同じように裸で笑い合い、触れ合い、楽しんでいる。

都市全体が一つの大きな遊園地のように、淫らで、無邪気で、快感に満ちていた。


二人は僕の両手を取り、笑顔で言った。


「おにいさん、まだまだ案内する場所はたくさんあるよ!」


「だから、ずっと一緒に歩いていこうね」


都市はどこまでも広がり、どこまでも淫らで、どこまでも甘美だった。

羞恥も理性も消え、あるのは笑顔と快感だけ。

僕は二人に導かれ、都市を巡りながら、終わりのないハーレムを楽しみ続けた。

発電所

街を抜けると、巨大なドーム状の建物にたどり着いた。

透明な壁越しに、中の光景が広がる。

思わず息を呑んだ。

そこには、無数の繭玉が吊るされていた。

直径は一メートルほど。

柔らかそうな膜に包まれ、淡い光を放って揺れている。

数百、いや千近い数かもしれない。

まるで蜂の巣のように整然と並び、静かに脈動していた。

繭玉の中からは、ぼんやりと人影が見えた。

腕を震わせ、腰を揺らし、全身を弓なりに反らす者。

顔を覆い、甘い声を漏らす者。

どれも皆、快感の波に呑まれているのだと、見なくても分かった。


「わぁ……」


ショートヘアのピンク娘が目を輝かせた。


「おにいさんは、どの繭玉に入ってるのかなぁ?」


彼女は楽しげに指をさし、繭玉の列を眺める。

その笑顔は無邪気で、まるで遊園地に来た子供のようだった。


「どれもみんな、気持ちよさそうに発電してるね」


ロングヘアの水色娘が、両手を胸の前で組みながら呟いた。

キャミソールの薄布越しに、胸の柔らかさが揺れる。


「見て、あの人……すごく幸せそう」


彼女の視線の先では、一つの繭玉がひときわ強く光を放っていた。

中にいる人影は全身を震わせ、繭全体が明滅している。

その光が天井の導管を通じ、都市の街灯へと流れていくのが見えた。


「みんな……おにいさんと同じなんだね」


ピンク娘が僕の腕に抱きつき、頬をすり寄せた。


「ほら、あっちの繭も、こっちの繭も、幸せいっぱいだよ」


「ええ。ここでは、誰もが都市を照らす光になれるの」


水色娘が微笑む。


「おにいさんも、その一人……」


二人に左右から抱きつかれ、僕は視界いっぱいに繭玉の海を見渡した。

数百人の「仲間」たちが、今も快感の中で声を上げ、発電している。

都市はそれを当然のように受け入れ、無限の光を得ている。

その光景に、かすかな恐怖が胸をかすめた。

——この中の一つに、自分もいる。

——あの繭の中で、果てしなく快感を供給している。

だが次の瞬間、二人の少女の声が重なった。


「おにいさん、ほら、もっと笑って」


「だって、これは幸せなんだから」


柔らかな手が僕の頬を撫で、胸に押し当てられた感触が、恐怖を簡単に溶かしていく。

背中に再び快感が走り、息が乱れる。

——そうだ。

恐れる理由なんてない。

ここには笑顔と快感しかないのだから。

繭玉は脈動を続け、都市は光を放ち続ける。

数百の甘美な発電機。

その中の一つが、確かに僕自身なのだ。


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