秒で怒り爆発
今日の夕飯はカレーっだよって昼前に母から連絡が入った。
私はいつもより急いで立ちこぎ全開でマックスの速さで自転車をこいでいる。
なんせ私は毎日カレーでも良いってくらい無類のカレー好きなのだ。
この世で2番目に好きな食べ物だ!
自分の家の外にも換気扇からのカレーの匂いが漂っている。。。
あぁーーー!!
もう!!楽しみすぎる!!
お腹空きすぎて気が狂いそう!!
今日はおかわり3回くらいしよう!!
「ただいまー!!」 「おかえりー。」
「カレーの良い匂い!」 「もう無いで。」
「え?!どゆこと?!今日の夕飯はカレーって言ってたやん!!」
「そうそう!午前中から気合い入れて材料買いに行って、昼過ぎには出来て、ちょうどお昼やしお腹すいたなーって思って食べてたら、もう止まらんくなってな!笑
しかも今回のできが私史上最高!スーパーうまい!!
そしたらそこに近所の友達がきてな。食べて行きーってなって、そしたらおいしい!おいしい!言うて喜んでおかわりしてくれてー。」
その話先週も聞いた。。。
その時も一口も食べれなかった。
しかも私がその事に対して文句を言うと、、、
「うっさいなー!そんな食べたいならこれでカレー買ってきい!!」
って500円渡されて近所のスーパーに買いに行って食べたのだ。最低な母親だ。もう限界!!
私の中の何かがプツっと切れた音がした。
「ふざけんなーー!!!クソババア!!」
そう言うと私はリビングにあるトロフィーを母めがけて思いっきり投げつけた。
それは母の頭に直撃し母は頭から大量の血を流し床に倒れ込んだ。
「ちょっとー!!なんか凄い大声聞こえたけど大丈夫なん?!」
チッ!近所のカレーおかわりババアのお出ましか!!
「いやーーー!!!血がー!血がー!!救急車!!」
「大袈裟やて!こんなくらい大丈夫やって!
アイタタタ、、。そんなことよりあんたの好きなカレーうどんあるでー。ルーが無くなる前に少しやけどカレーうどん作ったんよ。先週は全部食べてしまって作ってあげられんかったから、、、。」
「お母さん、、、、。ごめんなさい!頭大丈夫?」
「全然どうってことない!!あぁーでも血がいっぱい出てもったいないから隠し味にカレーうどんに入れたら美味しくなるかもしれんな~♪笑」
「ハハハハハハハッ~♪♪」
頭から血だらけの母と近所のカレーおかわりババアの笑い声が家中に温かく響き渡った。。。
あぁ~何て私は幸せ者なんだろう。。。。。。
母は確かに覚えてくれていたのだ。
私がこの世で1番好きな料理はカレーうどんなのだと言う事を。。。