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世界を救え

俺は宿を借り今はベットの上に座っている。


「さてどうすることか」


俺はそんなことを考えながらベットへ寝転ぶ。

今回の魔王討伐は今まで同様まずは武器を武器と仲間を集めようか、まぁそのためには冒険ギルドにいる必要があるであろう。


一旦一休みしてから考えるか、そう思い俺は目を閉じるのだった。

___________________________________________________________________________________________________________________

「ど、どうなってんだよ?」


そこは元居た世界。そう地球だ。けれど知っていた景色とは全く違うものだった。

住んでいたマンション、よく行っていたスーパー、観光スポットなど、そんなものがあった面影はあるがほとんどが燃え尽きていた。


「やぁ」


俺が絶望に浸っていると声が聞こえてきた。その声の先を見るとそこには誰かが立っていた。

そいつは黒く人の形を模している何かとしか言えないような生物だった。


「なんだよーそんなに悲しんじゃってー別にここは君がいた世界とは違うよ?」


は?何を言っているんだこいつは?信じたくない、信じたくはないがここは紛れもなく俺がいた世界だ。


「ま、何言ってるんかよくわからんか、えーと簡単に言えばこの世界は()()()()()()()()()()()()」てきな?」


俺がいた世界の未来のコピー?は?なんで?俺のいた世界はいつかこうなるってこと?どういうことだよ?なんで?なんでなんだよ?


「そんなに心配しないで大丈夫だよ?言ったじゃんここは未来のコピーだってさ、別に未来は帰ることができるじゃんか?」


そんなのどうしろっていうんだよ?俺に未来が帰られるわけじゃない。俺がそんなことできるわけない。


「何?自分には何もできないって?まぁ話聞きなって。こうなってしまう経緯を説明してあげるよ」


まず、結論から述べよう。

魔王を3日以内に倒さなければ俺はまた、異世界に転生する。そして、俺の元居た世界が滅びるのは4日後。ということだ。要するに俺に魔王を3日以内に倒せと言いたいらしい。


まぁ魔王を倒すだけじゃ元の世界は滅びる。だから俺が世界を救う必要がある。


そして俺に与えられた能力。これは時間を巻き戻す能力。俺が今回の世界に転生した瞬間にまでならどんな時間帯にも戻ることができるらしい。そして注意点もあるようで、俺がこの世界に来てから3日が過ぎると時間を巻き戻す能力は使えなくなるとのことだ。


っでだが、俺の居た世界が滅びる理由は魔王のせいだそうだ。魔王はある魔術を使っていて、その魔術のせいで世界は滅びるそうだ。この魔術は俺が転生した10日前から使われており、魔王を倒しても魔術は実行されているのこと。つまり魔王がどんな魔法を使っていたとしても世界を救うことができる力をつける必要がある。


こいつが言うには魔王を倒すことは今の俺でもギリギリできるものの、今すぐ元の世界に戻ったところで俺は確定で世界を救うことはできないそう。


「よーし、海斗君そろそろ時間だね!じゃぁ頑張ってねー」


は?待てよ、まだ聞きたいことg.....


俺はすぐに倒れてしまった。

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