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ソウルピリオド  作者: の下
第3章 祝 初任務
88/90

87.初の任務








やっと落ち着いた満が服を着てリビングにやってきた。

「全く…大丈夫なのか?」

望が呆れながらaccidentnews(アクシデントニュース)を読む。

「もう大丈夫だ、で…何の用だよ」

「あぁ…明日の事なんだがお前には和真と唯菜の任務に同行してもらう」







理解が追いついていない満が無言で停止する。返事のない満に望が首を傾げ、満に顔を向けると何とも言えない顔で固まっていた。

「任務に行きたくないか?」

「任務…?俺がか?」

「お前以外に誰に言うんだよ」

「そうか…わかった…」

実感が湧かず、放心状態で部屋に戻っていく満。

「何だあいつ。嬉しくないのか?」






ベットに寝転がりゆっくり考え始める。和真と唯菜と任務。何回もその言葉を頭の中で繰り返す。実感がなかったが段々と実感が湧き、わくわくが加速した。どんな事件なのか、どう解決していくのか。自分は役に立つのか。頭で考えれば考える程、興奮して眠れず気づくと窓の外は明るくなっており一睡も出来ず朝を迎えていた。







ベットから降りリビングに向かう満。望の方が先に居たらしく、書類に目を通していた。

「もう起きたのか、おはよ…げっ」

満に目を向けると目の下に濃い隈を作った満が立っていた。

「寝てないのか」

「寝れなかったんだよ…わくわくして」

「……遠足前の小学生か」

鼻で笑いながら家を出る準備をする。満も部屋に戻り、服を着替える。用意が出来た2人がいつも通り対策本部に出社した。







「おはよ。和真と唯菜はいるか?」

「あら望ちゃんに満ちゃんおはよ。私はいるけど和真はまだ来てないわよ」

「何時もより着くのが早かったか、和真にも伝えといてくれ。今日からお前らの任務に満を同行させる」

「えっ満ちゃんを?」

唯菜がびっくりし望に聞き返す。

「不満か?」

「不満というかまだ早いんじゃないかしら?」

「少しは場馴れしないとだからな」






望が鞄から今回の事件の詳細が書かれた書類を渡す。

「連続殺人事件だ」

唯菜が軽く書類の中に目を通す。

「被害者は全員若い女性会社員?」

「そうだ。場所は夜の渋谷駅付近」

「渋谷……」

唯菜が真面目な顔で書類をペラペラと捲り、重要なとこで手を止め読み始める。







「渋谷はまだ危険区域だからね……」

「まだキツいか?」

「いいえ。いつまでも引きずりたくないから大丈夫よ、任せて」

話しが見えない満が望と唯菜の顔を交互に見る。対策部の扉がゆっくり開き、出勤してきた和真が挨拶と共に入ってきた。









読者の皆様、いつも読んでいただきありがとうございます。

初めまして、の下です。




あっという間に第3章まで来ました。

今まで毎日投稿をしてきたのですが3章からは週一投稿になります。毎週木曜日投稿になります。




至らぬ所もありますが楽しんでいただけると嬉しいです。

ではまた木曜日をお楽しみに。

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