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ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
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75.本気の戦闘









「唯菜さん大丈夫ですか?」

和真が矢に小さい球体をぶつけ相殺していた。

「和真…ありがとう。手を抜いたらやられちゃうわね」

「ちゃんと本気で戦わないと足元すくわれますよ。あれは満とは少し違う気がします」

満に向き直る和真。満が網を引きちぎり出てくる。








「まるで猛獣だな」

満が唸りながら和真に向かって高速で飛ぶ。和真が小さな球体を満に向けて飛ばす。満が球体を難なく避けていき腕を和真に向け、矢を飛ばそうとした。だが、和真が手を前に出し軽く下げる。

「"跳ねる球体の突進(バウンドラッシュ)"」








その合図と同時に小さな球体が弾け飛び、極小の球体になり満に弾き飛ぶ。満は球体が見えないらしく素早く動く球体が弾丸の様に満に突き刺さり傷を作る。満が苦しそうに顔を歪め、飛ぶスピードが落ちるが和真に向かって飛ぶ事を止めない。和真が近距離戦の体制に入ろうとした時、満の動きが止まった。








「"肉体の解除(フィジカルキャンセル)"」

和真に気を取られていた満の体に無数の糸が巻き付く。唯菜の指から糸が無数に出ており、全てが満の脚や腕、腰、首に巻き付き、動きを強制的に止める。そして、唯菜が軽く力を入れて引くと糸が締まっていき満が叫びながら藻掻(もが)き始める。暴れようとする満の動きを完全に封じ、数分身動きを取らせないまま締め上げた。









苦しくなったのか気を失う満。羽が塵になり消え、髪の色もピンクに戻る。力が抜け体がダランとする満を糸でゆっくり床に寝かせる。

「どうにか元に戻ったわね…何だったのかしら」

「なんと言うか…暴走って感じでしたね」

「取り敢えず、医療部に満ちゃんを連れてって望ちゃんに連絡しましょうか」

「そうですね。薗がいたら1番いいんですが」








和真が満を担ぐと訓練室から出る。鍵を受付のお姉さんに渡すと傷だらけな事に驚かれた。和真と唯菜が疲れた顔で苦笑いをし、その場を後にした。





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