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ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
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60.戦闘訓練







「お疲れ様。今空いてる部屋はあるかしら」

訓練室の受付のお姉さんに話しかける唯菜。

「お疲れ様です唯菜さん。今、丁度1部屋空いたところなのでそちらの部屋でお願いします。3階の305番です」

お姉さんが鍵を唯菜に渡す。唯菜が軽くお姉さんに微笑む。

「ありがとう」







そのまま階段で3階に登る。3階に着くと部屋の扉の上のライトが4部屋とも赤い。1番奥の部屋だけ青く光っている。

「誰も使ってない部屋は青く光ってるから分かりやすいでしょ」

1番奥の部屋に行き、鍵を開け中に入る。扉が閉まるとライトが赤く変わり、使用中に変わった。







中はとても広く真っ白な空間に無造作に正方形のブロックや歪なブロックが散らばっている。

「よし始めるか。唯菜さんはブロックの上に座ってていいですよ。俺1人で充分です」

和真が前に出て、軽く体を動かす。

「そうね、始めから2人は無理だろうし、任せるわ」

唯菜が和真の提案を飲み、大きめのブロックに飛び乗り座る。







「さて、俺が相手だ。望には敵わないが俺だってそこら辺の魂外よりは強いぞ」

「望むところだ」

和真が余裕の笑みを見せる。満が戦闘態勢に入り、袖から大きな黒い爪を3本見せる。

「あれが満ちゃんのシャドー。異形型かな」

遠くから見ている唯菜が観察する様に満を見つめる。

「それがお前のシャドーか。確かにまだ発展途上にも見えるな」






和真も真剣な顔になり、戦闘態勢に入る。和真の背後から黒い物体が這い上がり、複数の球体になっていく。大小混ざった球体が和真の周りに浮く。






「お前の実力を見せてみろ」

和真が球体を2個満に向かって飛ばす。満が難なく球体を弾き飛ばし和真に距離を詰める。和真の目の前まで来た瞬間、弾いた筈の球体が満の腹にめり込んだ。








「グフッ」

何が起きたのか分からず、片膝を付き和真を見上げる。

「俺の球体は簡単に目を逸らさない方がいいぞ」

複数の球体が和真の合図と共に満に襲いかかる。満が球体から目を逸らす事なく避けていくが目の端から違う球体が迫り、満の体に打ち込まれる。

「ガハッ」

目を逸らして無くても複数を同時に見るのは無理だと思いながら立ち上がる満。






「まだまだこれからだろ。少しは楽しませろよな」





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