57.騒がしい朝
部屋の半分のダンボールを片付け、流石に全部は無理だと悟った望と満は断念し、満は今日もソファをベットにし眠りについた。疲れで深い眠りにつく満。望も連日の上へのやり取りと仕事疲れで直ぐに眠りについた。
朝日がカーテンの隙間から漏れ、眩しさに起きる望。寝ぼけながら時計を見ると起きなければならない時間を30分オーバーしていた。
「やっばい、満っ」
辺りの家具や物に当たり、大きな音を立てながらリビングまで走ってくる望。そんな事では起きないくらいまだ深い眠りについている満。ソファを無理矢理折りたたむと転げ落ち、そこでやっと目を覚ました。
「痛ってぇなっ何しやがるんだっ」
「文句は後で聞く、遅刻だっ」
望がそう言いながらスーツに着替え、必要な書類と荷物を持つ。それと引き換えに満はまだ頭が起きていないのかのんびりと服を着替えていた。
「遅せぇよ!早く着替えろ」
服を着せ、満を小脇に抱え走り出す望。靴を履かせ、自分も履くと扉を乱暴に開け、鍵を掛け走り出す。フワイドルに乗る事なく、階段をとんでもないスピードで駆け下りる。車のある地下に辿り着き、満を助手席に放り込むと運転席に座った。
「今日はゆっくりしてらんねぇからな」
その言葉と同時にエンジン音が響き、車が走り出す。近くの超高速魂外有金道路に入り、光の速さで車を走らせる。
「待て待て待てっ!またこのパターンかよっっ」
その速さに頭が寝ていた満も目が覚め、またも叫びながら本部に向かった。




