表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
41/90

40.挨拶回り⑥







暫くして扉が開いた。扉の方に2人が目を向けると小さい男の子が部屋に入ってきた。満が迷子かと思い、声をかけようとしたが望が先に話しかけた。

「久しぶりだな天吏。発明は順調か?」

「急に呼び出すなんてさ。良いとこだったのに…で何の用?」

天吏と呼ばれた子供を見て驚く満。こんなに小さい子供が部署で本部長を任されてるのかと開いた口が塞がらないでいた。






天吏は全体的に真っ白でショートボブの白髪。肌も真っ白で目は青色。太ももくらいまで白いコートを着ておりズボンを履いているが短い為、スカートにも見える。膝ぐらいまである白いブーツを履いているからなのかトータルで見ると子供が雨具を着ている様にしか見えない状態だ。






「でこのガキは何?」

お前にだけは言われたくねぇよと思いながら天吏を睨みつける満。天吏は首を傾げ、満を見つめる。

「こいつは能宮満。新人だ」

「能宮って"大喰らいの魂外"って呼ばれてた奴?また拾ったの?ほんとそういうの好きだね」

呆れながら首を横に振り、軽くため息をつく。立ったまま話していた天吏が自分の席に着く。本部長と書かれた札がある机。その椅子に座ると子供と言ってもオーラがあり、本部長なのだと理解させられた。






「こいつは俺のバディになる。だからお前ら本部長にも知っといてもらおうと思ってな」

"バディ"の言葉に眉をピクっと動かす。眉間に皺を寄せ、さっきよりも不機嫌になっているのが目に見えてわかった。






「バディ?望の?そいつが?」

じろりと品定めでもするかの様に満を見る天吏。満も居心地が悪く、なんだこいつと思っていると天吏が言葉を続けた。

「反対なんだけど。こいつ僕より弱そうだし…こんなお荷物になりそうなのバディにして何がしたい訳?」

刺々しい言葉が満に投げかけられる。満の顔がどんどん険しく不機嫌になり、額に血管が浮き出る。文句を言おうとした時、望が口を開いた。






「確かにこいつはまだ弱いが伸び代があると俺が見込んだ。お前が何と言おうとバディをやめる気はない」

自信満々に傲慢な事を言い放つ望。ここまで来るといっそ清々しいと思う満だがその傲慢さが少し嬉しいと感じる事も無くは無かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ