表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
38/90

37.挨拶回り③








「それにしてもまた拾ってきたのか。飽きねぇなぁ」

煙管に口を着け、煙を吐く。薗がやれやれと少し呆れながら望を見つめる。






薗はヒールを履いてるのもあるが背が高く、モノクルから金色の目が見つめる。髪は紫色と薄紫色が混ざり、1本に束ねている。束ねている髪は長すぎて右側に分けている前髪も含め、腕や腰に絡みついている。煙管を口に運ぶとギザギザとした歯が目立つ。白衣を身に纏い、白シャツに黒のマーメイドスカートを履いている。だが、シャツは綺麗にスカートに入れている訳ではなく、だらしなく所々出ていた。







「取り敢えず体重と身長だな。そこにある体重計に乗りな」

煙管で隅にある体重計を指し、早くやれと催促する。体重計をオンにし靴のまま乗ろうとする満に望が声をかける。

「靴は脱げ」

初めての事に戸惑いながら足を止め、靴を脱ぎ体重計に乗る。薗が表示された数字を見た。

「150cmの38キロか。痩せ気味だな」

検査記録を書いていき、煙管を咥えながら質問をする。







「何歳だ?」

「25歳だ」

「何だ、20は超えてるんだな。てっきり15くらいかと」

笑いながら記録をしていく。理仁と同じ事を言う薗を睨みながらそっぽを向いた。






「で何型だ?」

「戦型の事か?」

「当たり前だ。あたしたち魂外が聞く何型は戦型しかねぇよ。血液型なんか聞いてどうすんだよ」

呆れながら早く応えろよと言いたげな顔で煙管で軽く机を叩く。





「俺は多分、異形型だ」

それを聞いた瞬間ため息をつき、望に体を向ける薗。

「おい望、どこが貴重種だ。珍しくも何ともねぇぞ」

イライラしてるのか煙管で何回も机を叩く。

「俺はかもと言っただけだ」

望がサラッと受け流す。薗が舌打ちし、またやる気がなくなったのかだらんと椅子に体を預ける。

「はぁ…やってらんねぇ。また乗せられた…糞が」






ブツブツと言いながら急に対応が雑になる。

「で?月一の(メシ)はどれくらい喰うんだよ」

薗の対応にイライラしながら満も雑に応えた。

「俺は月一で(メシ)なんか喰わねぇよ。1年に一回で十分だ」

そっぽを向いた満が機嫌悪く吐き捨てる。その言葉に望と薗が呆気に取られ、言葉を無くした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ