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ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
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16.魂外とは





「では任されたので簡単に魂外について話していきます。能宮さんも魂外なので知っている事が殆どでしょうが復習だと思って聞いてください」

黒のボードマーカーを手に取り、綺麗な字で簡単に大切な事を書いていく。

「魂外は人間とは大きく違う事が多く、その主な違いをボードに書きました」



・魂外はシャドーという影を操る種族

・魂外は人間の魂しか食べれない

・魂外は1ヶ月に1回の食事で足りる

・魂外は長寿で成人は50歳。200歳以上超える者が多い

・魂外は"血黒(けっこ)"という黒い血が流れており、体液も黒

・魂外は人間の使う武器で傷はつくが一瞬で治る為、死ぬ事はない。魂外は魂外だけが殺せる

・だが魂外は水に弱く、水を肌に受けると火傷する



「これが今分かっている魂外の特徴です。ここに書いてある事と違う者は魂外の新種とされているので速やかに魂外医療部に行く事を勧められています」

簡潔に分かりやすく説明していく紗夜。ここまでで分からない事はありますかと聞かれ、満は紗夜が説明をしてくれている事に感謝しながら首を横に振った。



「では、ここからは魂外の歴史についてです。難しくはないですのであそこにいる馬鹿の様に寝ないで聞いてください」

目線だけを其方(そちら)に向けている紗夜。誰の事を言っているのかと目線を追うと船を漕いでいる理仁を見つける。この短い説明の間に寝れるとは。理仁が静かな場所での話が苦手なのが分かる。



「よかったじゃない。理仁は起きてたら起きてたで質問とか横槍とか多いから説明にならないわよ」

「唯菜さんの言う通りだな。このままの方が静かでいい」

仲間にまでこう言われる理仁はどれだけ普段煩いのかと疑問に思う満。



「では説明を続けます。魂外は遥昔からいるとされており、大正の頃にはもう魂外はいたとされています。魂外が何故産まれたかはまだ分かっていませんが世界中に魂外がいる事は分かっています。主に日本には多く、外国で居ずらい者も逃げてきているのが現状です。昔は魂外の為の法が無かったので荒れていたと聞きますがある事件で魂外の為の法が作られました」




紗夜が淡々と説明し、たまに分からないところは?と聞いてくる。そのお陰で聞きやすく眠気を誘う声だが寝ずに聞けている状態だ。説明だけを長くダラダラとされていたら満は理仁の二の舞だったろう。まだキャッチボールがあるからか寝る事はないがこの声でずっと説明を受けていたら寝てしまう気持ちも分かると満は密かに思った。




「ある事件って何だ?」

満から質問を投げかけると紗夜は望の方を見つめ話してもいいのかと目配せする。

「話してやれ。満もここに所属するからな、知らない訳にはいかないだろ」

望が許可を出し、紗夜が軽く頷き話し始めた。

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