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ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
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14.竜宮聖華&兎月誠





「ほら他も早く自己紹介してあげなさいよ。名前がわからないと呼んでもらえないよ~」

自己紹介が終わった唯菜がまだしていない他に声を掛け、催促する。その言葉にソファに座っていた女の子がモジモジと立ち上がり満の方を見た。



「あっあの…私がじっ自己紹介します…」

声がとても小さく聞こえづらいと思い、満が言おうとしたのと同時に望が声をかける。

「声が小さすぎて聞こえないぞ聖華。もう少し堂々としたらどうだ」

その言葉に先程よりは大きい声で返事をし、堂々とはならなかったがまだ聞きやすくなった声に耳を傾ける。

「魂外対策部の竜宮聖華(りゅうぐうせいか)警部補です。不束者ですがよろしくお願いします」

モジモジとしながらお辞儀をし、自己紹介出来た事にほっとしながら再びソファに腰掛けた。



聖華は満と身長が変わらず小柄で少し猫背気味。黒髪で後ろ髪はボブだが顔の横髪は長く太めの三つ編みをしている。眉はずっと困り眉で赤目のタレ目が印象的だ。パンツスーツでサスペンダーをしている。上着もシャツも短めで臍が出ている。何故こんなにも弱腰でオドオドしているのかは謎だ。



次は誰が自己紹介するのかと満が静かに待っていると外からドタドタとこちらに向かってくる音が聞こえてくる。

「こっこの音はっ…もうここまで来たんですかっ」

聖華は涙目になりながら急いで立ち上がり慌ただしく物陰に隠れた。扉が勢いよく開き見知らぬ者が入ってきた。



「お疲れ様です!今日は仕事がないのですがここに聖華くんは来てないですか?」

小柄な少年が中にズカズカと入ってきてキョロキョロと周りを見た。鼻をヒクヒク動かし、直ぐに隠れている聖華を見つけ出した。

「こんな所にいたんですね!さぁ特訓を再開しましょう」

「かっ勘弁してください!もう朝からずっと特訓してたじゃないですかっ」

聖華が首を勢いよく横に振り、腰を引いて逃げようとしている。



「おい誠。今皆には新入りの満に自己紹介を頼んでる。お前も自己紹介を頼む」

嫌がっている聖華から手を離し、満に目を向ける。

「新入りさんですか?!わぁ久しぶりの新入りさんですね!初めまして、僕は魂外対策部の兎月誠(うづきまこと)警部補です。よろしくお願いします!」



誠が満に元気よく敬礼をする。茶髪で前髪を右側に分け、後ろ髪は外ハネ。誠の頭には見慣れない黒い耳が生えている。うさぎ耳。小さな音も拾っているのかピクピクと耳が動く。目はタレ目で黒目。聖華よりも小柄で丸襟のシャツに紐リボン、上着は短めで短パンにシャツをきっちり入れているのが見える。



「では聖華さんを連れていきますのでそのままお話を続けててください」

聖華の腕を掴み、引き摺る様に連れていく誠。

「やっやだぁぁぁっ!望さんっ助けてくださいっっ」

泣きながら助けを求めるが望は満面の笑みで2人を見送った。引き摺られ部屋を出た聖華が裏切り者と叫ぶ声だけが聞こえた。

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