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ソウルピリオド  作者: の下
第2章 特別魂外対策本部
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11.慌ただしく






げっそりとした顔でアホ毛を弱々しく揺らし車から降りる満。先を歩く望を睨みながらヨタヨタと後をついていく。



新宿の都庁があった場所。そこは50年前にある組織に攻め込まれ、荒れ果てた建物を20年前に立て替えた。都庁は新しく秘密裏に作られたらしく今は表立って行動はしていない。なので一般で何処にあるか知っている者は居らず、警察や防衛省、魂外対策本部の者しか知っている者はいない。



望が建物に入り、エレベーターに向かう。仕事中の人々が慌ただしくすれ違っていく。ここは多分警察署なんだろうなとなんとなく察しながら周りをキョロキョロと見る満。エレベーターに乗り、望が60階を押し動き始める。満はガラス張りに寄り、外を眺めるとどんどん地面が遠くなっていった。ここまで高いところに来るのは初めてで恐怖と興奮が入り交じった感情が込み上げる。

「着いたぞ」

気づくと60階に着き、望がエレベーターを降りる。満が急いでついて行くも降りて直ぐの扉の前で望は待っていた。

「ここが今日からお前が入る部署の部屋だ」

扉を開けるとオフィスが広がっており、そこに不釣り合いな程少ない机の数。ソファやテレビ、本棚などもあるが警察署の部署とはあまり思えない。どちらかと言うと普通の子会社にしか見えない部屋である。扉の音に気づいた全員が声を掛け、駆け寄って来た。



「望ちゃんお疲れ様~。最近こっち来ないから心配してたのよ」

「お疲れ様です。お荷物机に置いておきますよ」

「望っ聞いてくれよ。また勝手に仕事を持っていった奴がいてだな…」

「のっ望さんっ助けてくださいっ。また捕まってしまう…駆り出されてしまいますっ」

「あーーー望っ!やっと帰ってきたのかよ!!なぁなぁ見てくれよっ。俺またいい物発明したんだけどさ」




押し寄せる人に押しのけられ満が隅に追いやられる。何が起きたのか理解出来ず、嵐の様な出迎えを見つめていると



「おい少し落ち着け。紹介したい奴がいる。新しい仲間だ」



望が指さした方を皆が一斉に見る。興味が自分に向き、さっきの嵐がこちらに来るのを予知した満は帰りたいと切実に思いながら、もみくちゃにされた。

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