プラナリア人間
ある国の医療機関で、プラナリア並みの再生能力があるヒトがつくられている。
フランケンシュタインの別バージョンかも。
高校生物の教科書や参考書には、プラナリアの驚異的な再生能力について、写真、イラストや説明の文章が載っている。
ある国では、プラナリアの再生を司るDNAの抽出と培養に成功。
これをヒトに移植して、再生能力の変化をみる実験が続けられている。
モルモットになるのは受刑者で、死刑か終身刑の人たち。
プラナリアのように、ヒトの体を2つか3つ、あるいは、もっと多数に刻む実験はまだ行われていない。
手や足の指をごくわずかだけ切除して、どの程度再生するかが、今の実験。
かなりのところまで到達していて、今後は切除する部分を段階的に増やして、再生の状況が観察される予定になっている。
なぜ、プラナリア人間なのか?
戦争による四肢の切断後に、失われた患部が迅速に再生され、元通りになる人間をつくり出すのが目的らしい。
今後は、果たしてどうなるのか?
傷い軍人がいなくなるのか。