春のカタストロフ
はじめまして!小説好きのしがない高校生です。
小説を書いてみたかったので初めての挑戦です!
1分もあれば読める超絶短編です!ぜひ読んでください!
屋上から飛び降りて君は、死んだ
何がいけなかったのだろうか、屋上にいる君を見て駆け足で向かった、そして色んな話をした。未来の話から僕が君を愛してる話まで、なにかいけない言葉をかけたのだろうか
吐き気がする。ひどい頭痛だ、とりあえず部屋へ行こう。立ち上がった瞬間胃から何かが込み上げてきた。喉が痛い。吐瀉物を見てさらに頭痛がひどくなった気がする。 君は最後何かを言っていた気がする。思い出せない、怖い、考えたくない。体の震えが止まらない。君の悲しい顔だけが脳にこびり付いている。
「なんで私のところに来てくれないの?」
僕は彼女の最後の言葉を思い出した。
ああ、そうか
何もかもが間違えてたんだ。なんでこんな簡単なことに気づけなかったのだろう。君の手を優しく引いてあげるだけで良かった。それだけで、良かったのに。
「ありがとう、教えてくれて」
虚無感だけが残った、僕は君に教えられてばかりだ、最後の最後まで君に教えられた。そして僕は君を真似るようにそこに立った。
春を告げる生ぬるい風は、どこか君に似ていて、桜の花びらは僕を君の所へ誘うようだった。
読んでくださりありがとうございます。
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