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勇者の妹です。

作者: NAKA

みなさん、はじめまして私は勇者の妹です。

私のお兄ちゃんは勇者です。



私が住んでいる世界には魔法があります。

魔法は私が生まれるずっと前からあり、どうしてあるのか、どうして人によって差が出るのか私は詳しく知りません。

魔法は小さい子供の時から一人で使える人もいれば、勉強して練習してやっと使える人もいます。

使える魔法も人によって、種類や数が違います。


一つの種類しか使えないけど、難しい魔法も使える人。

いろんな種類が使えるけど、簡単な魔法しか使えない人。

威力の高い魔法が使えるけど一日に一回だけの人。

威力の弱い魔法だけど一日の何回も使える人。


昔は魔法の威力、難易度、種類がどれだけのレベルが使えるかで差別的なことがあったらしいですが、現在は、魔法について研究していた人達のおかげで、魔法について差別されることはなくなったそうです。


私にはお兄ちゃんがいますが、勇者というと皆さんが思っているとおりで間違いないと思います。

魔法や剣で魔物や悪魔や魔王を倒す役目を持った人です。

そんなお兄ちゃんはもちろん、いろんな種類の魔法を小さい時から使えていました。

私はというと、周りの人に教えてもらってやっと使えるという感じでした。


魔法が使えるようになるには、自力で使える人は数少ないため、ほとんどが町の学校に行きます。

学校では魔法の他に文字の読み書き、計算、生きていくための知識なども教えてらいました。

学校では特に年齢制限は設けられていませんでしたが、大体6歳くらいから10歳くらいまでに入学し、6年程で卒業していきます。


私も学校を卒業し、今は少し町から離れた山の上で生活をしています。

そんな私のちょっとした生活を紹介していければと思います。




山の上の小さな家。

それが私が生活している家。


全体が木でできた家は2階建てではあるものの、20人も入ればギュウギュウになってしまうと思わされる小ぢんまりとした、私に丁度いいサイズの家。

キッチン、リビング、トイレ、シャワー、暖炉がある1階。

寝室、書斎がある2階。




今日もまた、1日が始まる。


夢と現実の間をさまよっている時に、外からの朝日が私に起きろと言っているかのような日差しが目に入った。

まだ起きたくはないが、2度寝するにしては起きるのが遅くなってしまった。

朝のシャワーを軽く浴び、朝食の準備をする。

コンロのやかんでお湯を沸かすために指先から小さな炎を出す。

フライパンの下にある薪にも同じように火をつける。


街で買ったやわらかめの四角いパンと燻製したお肉、白くて楕円形の小さめの卵の目玉焼き、簡単なサラダと紅茶の完成。


いつもとあまり変わり映えのしない朝食を食べ、食器を片づけし、風の魔法で家の中を軽く掃除する。


今日は天気もいいし、ベッドの上の布団たちも干しておこう。

頑張って両手で抱えるようにして1階まで降ろし、洗濯物干し場にかける。



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