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家ができた!  作者: 森宮あや
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家ができた!

五月三十日。とうとう照夫が待ちに待った新居ができました。本当にぴかぴかです。フローリングもカッコいい。

米子ちゃんは、カーテン屋さんとお話中です。

新居に遊びに行って、クルマが家に着いたときは、丸ちゃんの泣く声が聞こえたのに、

「こんにちは、丸ちゃん」とみんなが入っていって、照夫が丸を抱いたら、あら不思議。丸ちゃんすぐに泣き止みました。

舅が、「どれ」と丸を抱っこしました。

そして、鬼姑とわたしが、

「かわいいなあ。丸ちゃん」

とあやしたら、

「グッヘッヘ」

と丸ちゃんが笑いましたよ。もうちょっと可愛く笑えばいいのにね。

そしたら舅が、

「丸は女好きだなぁ」

と言いました。舅は丸ちゃんのことを怪物と呼んでいるとかいないとか。

照夫が米子ちゃんに呼ばれました。わたしも好奇心からついて行くと、

業者さんが、

「奥さんがここのカーテンのことで旦那さんを呼ぶって言うんですけど何でかな」

と言いかけて急に納得。米子ちゃんのほうが照夫より身長がかなり高いんですね。だからでした。


ところでこの新居、カッコいいのは良いのですが、真四角家から向かうには、まぁ不便なこと。

クルマで行くと、一方通行ばかりなんです。

「わたしひとりでは来れないわあ」

鬼姑がぼやくと、米子ちゃんが一言。

「照夫君に迎えに行かせますよ」

さらっと言ったので、みんなびっくり。

それに対して鬼姑が、

「じゃあその時は、引っ越しそばでも持ってくるね」

と言ったら、

「ありがとうございます。湯がいて来てくださいね」

とまたさらり。鬼姑、ちょっぴり角が生えてました。


ところで今の新居って、色んな法律があるんですね。

バリアフリーで階段に両方手摺りをつけないといけなかったり、ガス漏れが分かるようなブザーをつけないといけなかったり。

あとトイレも使わせてもらいましたけど、ボタンで流れるし、自動で電気もつくし、快適です。

新居は、今のところ南も駐車場なので日がさんさんと入って来て、いつまでも丸ちゃんと、遊んでいたい気分。

ところが、年のおじいちゃんが、

「まぁ、どこも見せてもらったで、そろそろ帰るか」

二回言いました。まぁ九十歳近いし、張り切って来たはいいけど、疲れちゃったんでしょうね。

お留守番のチャムも居ますしね。


そういえばもうひとつ。鬼姑が、米子ちゃんに、

「ところで引っ越し屋さんはどこに頼んだの?」

と、聞いたら、笑顔で、

「はい。リサイクルショップで引っ越し屋さんもやっているところに頼みました」

と言うので、またまたみんなびっくり!

まだまだ驚きの米子ちゃんワールドがありそうです。

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