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日曜日・始まり 5

 少年は怪訝な顔をして深い緑色のスマートフォンを見ていた。


「何だよこれ…。」


 中学生である自分がそれを持つのは早い気がするが、それでも、前々から興味があったそれを少年は説明書を片手でいじり始める。

 そして、知らない名前に眉を吊り上げる。


 高田友梨


 高田智里


 高田美波


 日部昌獅


 三村勇真


 全く聞き覚えのない名前に少年は何の意図でこのようなモノが届けられたのか考えるが、やはりというか、彼はその答えを見つける事が出来なかった。

 少年は肩を竦め、そのスマートフォンを学校の鞄の中に忍ばせた。

 何となくだがそうしなければならない気がしたのだ。

 それは勘だったが、少年はその勘を信じたのだ。

 後々この行動に少年は自分を褒めたくなるのだが、残念ながらこの時の彼が知るはずもなかった。



 全ては仕組まれた事…

 少年、少女たちはその荒波に抗う事も出来ず呑み込まれるのだった…。

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