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今日も私は達成感を求めてスキル上げをする  作者: 高士耕介
第一章 バカップルと赤ん坊
1/4

プロローグ

 

 

 「ひ*や#っほー&ーー%ー!!!!!!!!」

  

 午前零時三十六分。この微妙に中途半端な時間に私は―――ベッドで奇声を発しながら悶えていた。

 ……あ、別に変な妄想をしていたわけじゃないよ?

 


 

 私を悶えさせた原因は『ファームファクトリー』という、最近巷で大人気のゲームだ。

 ファームファクトリー、という名前通り、牧場の仕事と工房の仕事ができるという優れもので、

 

 

 「牧場の仕事をしてどんどん牧場を大きくしても良いし、工房に篭って技を極めるのも良い。どちらも険しい道だが、それを乗り越え――(以下略)」



 っていう、めちゃくちゃ長いキャッチコピーの「険しい」のところでこのゲームから作業ゲーの匂いを感知した私は、発売日の三日前から店の前に陣取っていたのである。

 いやぁ~ゲームを手に入れた時の達成感はやばかったわ。嬉しすぎて泣いちゃったしね。


 まあ、そん時の話は置いといて。

 結果的に私の判断は正しかったと。初めてゲームをやった時、スキルが急にめっちゃ増えてちょっとびびっちゃったし。

 あ、ちなみにこのゲームはスキルを覚えるには自分で実践する以外、方法ないです。



 で、さっきスキルの一つ、料理が最大値(最大値は100)までいって、私は冒頭の状態になったと。

 最大値100なら、意外と簡単なんじゃね?とか思ってる初心者共もいるみたいだけど、レベル上げんのめっちゃむずいんだよね、これ。レベルが上がらなさ過ぎて辞めた人もいるからね。



 しかもこのゲーム、驚いたことに歳も取るんだよね。まあ、流石にイケメンの主人公が老けていく姿は見てらんないから私は三十五歳位までしかプレイしてないんだけど。



 あれ、何か急にものすごく眠くなったんだけど…?

 やばい、自然と目が……

 だめだ!ここはなんとしても耐えろ私!明日はせっかく会社が休みなんだ!ここで寝たらもう――



 

 

 そこまで考えた後、私の意識は消えてしまった。

我ながらつまらないプロローグだ。

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