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闇について語り合う時間

 何だろう。ともかく闇だ。闇しかない。                            今回は、闇について話し合おうではないか。おもしろいぞよ。                  『俺の声』が聞こえた。                                   じゃあ、闇は、とても良いものか悪いものかについて話すか。                  結論から言うと、とても良いものなんだよ。・・・・・ッえ?何故かって?今から離すから落ち着きたまえ。闇はね、何もない、つまり、『無』みたいなものを想像出来るんだ。『無』っていうのはね、何もない事を言うんだ。何もないって良いよね。欲望もないんだから。人は、ほぼ欲望で出来た塊みたいなものなんだ。だから、戦争などといった争いが起きるんだ。悲しいよね。どれくらい悲しいかって言うと、まるで1000円も使ったのに1つも商品が取れなかった位悲しいんだ。・・・・・何の話かって?UFOキャッチャーの話だよ。                              (UFOキャッチャー?)                                   俺は、『俺の声』に聞いた。                                 そう、UFOキャッチャーだよ。                               『俺の声』は、素直に答えてくれた。                             (俺って、UFOキャッチャーについて何か忘れてない?)                    俺は、答えられないな。自分で思い出せ。というか、思い出さずにこのままでいてもいいんじゃないかな?                                            (それも良いかもね。でも・・・・・やっぱり、思い出したい)                 次の瞬間、辺りから闇が消え、眩しい光が、目の中に入ってきた。                そこは、見知らぬ部屋だった。6畳ほどの部屋で、ドアは、どこにもなかった。そして、俺は、椅子に座らせられていた。                                     それと同時に、全てを思い出した。                              『俺の声』が言っていたように、思い出さなくてもよかった事だった。                                                         

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